川場村プルトニウムを問う 「ふるさと公社」報告への質問要旨 |
保坂区長の所信表明演説後の13時40分ぐらいからです。せひとも傍聴を! 議会中継もあります。
通告要旨は盛りだくさんですが、往復10分で質問が打ち切られますので、Ⅲのプルトニウム・ストロンチウム土壌汚染計測問題を中心に問いを進め、21日15時10分からの一般質問につなげていければと思っています。
秋の移動教室には確実に欠席者が増えています。今回も移動教室の中止をふるさと公社と保坂区長に求めます。
通告文書は以下の通りです。
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「株式会社世田谷川場ふるさと公社の経営状況に関する書類の提出」への質問要旨
「緑の党Greens Japan 世田谷」 区議会議員 木下泰之
Ⅰ、株式会社世田谷川場ふるさと公社の世田谷区由来の事業への依存率について
1、世田谷川場ふるさと公社について公社という名称をつけながら株式会社としている理由を明らかにされたい。
2、世田谷区が財政支出はどれくらいか、その科目は何か、また、施設運営維持管理事業とは何か、その内容を示せ。
3、ふるさと公社の売上総額は6億3千200万余であるが、川場移動教室実施に係わる売り上げ総額を示せ。またこれは会社の売り上げ総額の何パーセントに当たるのかを示せ。
Ⅱ、福島第一原発事故による放射能汚染損害および除染についての対応
1、川場村の放射線量は未だに高い。ふるさと公社は、小学生に放射能被害をもたらさないために、移動教室の実施を取りやめるべきであると思うがいかがか。ふるさと公社社長は鈴木忠義東京工業大学名誉教授でもある。どう対応されたのか、その見解・見識を伺う。
2、福一原発事故による被害や損害を会社としてはどの様に把握しているのか。
3、会社としての損害や調査・除染費用について東電や国に補償を求めるつもりはあるのか伺う。
Ⅲ、放射線量の高い地域である川場村での川場移動教室の実施が安全だとしているが、その根拠を示せ。(セシウム汚染状況と7月に川場村で公表されたプルトニウム、ストロンチウムによる公社管理施設での計測公表に関して)
1、放射能とその健康被害の関係には閾値はないとされている。セシウムはもちろん、土壌検査で計測されたプルトニウムやストロンチウムについても内部被爆の危険もあるが、移動教室実施を安全と考えるその根拠を示せ。
2、プルトニウムの半減期は2万4000年で、「吸い込むと1gで約50万人を肺ガン にできる」超猛毒物質である。ストロンチウムの危険性も良く知られている。プルトニウム、ストロンチウムを計測したにかかわらず、川場村が福一由来でないとの見解に立つ理由は何か、また、福一由来でなければ安全なのか。根拠を示せ。また世田谷区内との比較はしたのか伺う。
3、ふるさと公社及び世田谷区としてはどのように事実解明の努力をしたのか。ふるさと公社と世田谷区は問題解明のために世田谷区内の土壌についても、セシウムはもちろん、プルトニウム、ストロンチウムについても計測をすべきではないか、そのつもりはあるのかないのか、伺う。