【2012年10月5日決算特別委】川場ふるさと公社と移動教室、女川瓦礫焼却アスベストについて問う |
川場ふるさと公社と移動教室、女川瓦礫焼却アスベストについて問う
2012年10月5日決算特別委区民生活委所管質疑
委員長 木下委員
木下委員 株式会社世田谷川場ふるさと公社ですけれどもね、売り上げが6億3千2百万円くらいあるわけですけれども、そのうち区民健康村の維持運営費というのが4億187万4469円。それから移動教室については決算ベースだと8959万9969円あるわけです。結局ふるさと公社の川場村移動教室のですね、寄与率っていうのはどれ位になりますか?
委員長 金澤生活文化部長
金澤生活文化部長 はい、今おっしゃられた数字はですね6億3千ていうのは22年度なんですね。で、23年度ですと6億1千万位なんですけど、おっしゃられる通り区から健康村の維持運営ということで4億の決算が出てますが、このうち土地の賃借料だとか、負担金だとか市町村交付金とかございまして、それをさっぴきますと3億4千580万ということでございます。それで健康村の中でですね、いわゆる移動教室の分についてはですね全体の3%位なんですね。数字を申し上げますと、賄い費、給食の賄い費が1375万、それから移動教室の登山道の整備などで658万。これで単純にいきますと3%と。しかしながらですね維持運営事業というのがございまして、全体23年度の利用者の数が54000人のうちですね、移動教室が18000人とだいたい33%ですから、それを割り帰ってそれが移動教室分にもかかると、そういうふうに計算をしますと移動教室で売り上げの中で占める割合はおおよそ21%というような数字になってございます。以上です。
委員長 木下委員
木下委員 22年度の宿泊人員から割り出しても37%が移動教室関連なんですよね。いずれにせよ移動教室がかなり大きな割合をしているように思うわけですよ。それでもし移動教室が無かったらどういう経営をするかっていうことについては、ふるさと公社の方では考えたことあるんですか?
委員長 金澤部長
金澤生活文化部長 えーふるさと公社の方はですね、いわゆる委託を受ける側の立ち場でございますので、移動教室も含めましてですね世田谷区から移動教室を除いて想定するということはしてないという風にうかがっております。以上です。
委員長 木下委員
木下委員 可能性としてはやめるということもあったと思いますのでね、そういう代替案も考えていないというのは、非常に不適切だと思いますけどね。一応株式会社なんですから。まぁこのくらいにします、これは。
アスベストについてお聞きしますけれども、アスベストが6月に計測されて、7月にも計測されて、8月の時には検査したらそれは出なかったということなんですけれども、この間ですね、アスベストが出たにも関わらず停まってませんよね。プラントは、あるいは女川瓦礫を停めるということもやってないですよね。確認です。
委員長 原田清掃・リサイクル部管理課長
原田清掃・リサイクル部管理課長 はい、その通りでございます。
委員長 木下委員
木下委員 あのね、リッターあたり1.9本出たってことは、一日あたり何回も言うようですけど、15億9600万本なんですよね。これがずーっと出続けていたんですよ。0.64本から一ヶ月後には1.9本に増えちゃったわけなんですね。少なくともこの間はずっと出ていた可能性があります。それから後で、一ヶ月後に0本になるまでにいつまで続いてるのか分からないですね。一体、総量がどれだけ出たかっていうのは把握できてるんですか、できてないんですか?
委員長 原田課長
原田清掃・リサイクル部管理課長 清掃一部事務組合では、アスベストに関して環境省が定めたアスベスト・モニタリング・マニュアルに従って第三者機関が測定をしておりまして、そのマニュアルによりますと、四時間分の空気を採取して空気1リットルあたりのアスベストの平均濃度を算出するということです。一組の見解をそのまま述べますと、清掃工場の排ガスは10万倍以上に拡散されることから世田谷清掃工場煙突での測定値が1リットルあたり1.9本でも、環境中では1リットルあたり0.000019本以下となります。これは大気汚染防止法のアスベスト敷き値境界基準値1リットルあたり10本と比較しても十分に小さな値であります。ご指摘の総量についてですが、基準値自体が濃度で定められていますことから、総本数の計算に意味があるとは考えていないという見解を聞いています。以上です。
委員長 木下委員
木下委員 まぁ23区事務組合の見解をそのまま言っているに過ぎないわけですけどね、問題は23区事務組合は10万倍に希釈されているものについてはですね、NOxの希釈されていくモデルを使っているんですけどね、Noxは気体ですよね。ところがアスベストは固体なわけですよ。ちょうどタンポポの種が飛んでくるような感じに想定すれば分かると思うんですけれども、少なくとも公共機関が一日に15億9600万本ものアスベスト繊維をばらまいているわけです。これは全国的に言ってもこれだけのものが清掃工場から出たっていうのは初めてなんですね。初めてのことについては十分注意しなければいけないと思うんですけれども。それがなぜ、世田谷区は女川瓦礫についても「停めてくれ」と言ったにも関わらず継続してしまったのは、それはなぜですか。これは事務組合の言い分を世田谷区長が認めてしまったからですか?
委員長 原田課長
原田清掃・リサイクル部管理課長 当初はですね、区内で初めて排ガスからアスベストが検出されたということで、その時は我々も安全性についての知識もございませんでしたので、一部事務組合に対して原因究明と再発防止策を取ること。その原因がはっきりするまでは、災害廃棄物の受け入れを延期して欲しいということを事務レベルで要請したところです。ただその後、東京都が発表しました宮城県女川町の災害廃棄物選別作業場での空間アスベスト濃度測定の結果が不検出であったこと。それから清掃一部事務組合でも現地調査をした結果、アスベストが含有している可能性のある廃棄物はベルトコンベアによる手作業で全て除去して別保管されていることがきちんと確認できたこと。それで検出された量が国の基準と較べても十分に低くて環境に影響が無いと清掃一部事務組合が公式的な見解を示したこと。これらのことから今後も世田谷清掃工場での測定を継続していくとのことで、区はこれらを総合的に判断しまして今後とも受け入れに協力していくことを判断しました。
委員長 木下委員
木下委員 何度も言ってますけどね、閾値が無いということについての考慮が無さ過ぎます。
(チャイム)
委員長 以上で緑の党Greens Japan世田谷の質疑は終わりました。