保坂区長、川場村移動教室について「カルディコットさんの講演を聞いて判断する」と区議会本会議で答弁 |
保坂区長、川場村移動教室について「カルディコットさんの講演を聞いて判断する」と区議会本会議で答弁
3月13日に放射線被曝問題で国際的に活躍しているオーストラリアの小児科医ヘレン・カルディコットさんの講演会が成城ホールで開催され、この講演会に保坂区長が挨拶に向かうとの報を知りましたので、2月25日に行った私の一般質問での川場移動教室や日光林間学校の中止を求める質問に織り込みました。
再質問では、区長が脱原発を言いながら、区の公式文書に脱原発の文言を入れていないのは腰が引けていると指摘し、再々質問で、脱原発で腰が引けているのは川場移動教室を続行し内部被曝問題に理解がないからだと畳み掛けました。その結果、区長は再々答弁のおり、「その内部被曝問題の講演会をよく聞いて判断をしたいと思っています。」と答えました。
この答弁は、ヘレン・カルディコットさんの講演会を聞いたうえで、川場問題は判断したいといったということです。
ヘレン・カルディコット東京公演
講演者 Dr Helen Caldicott、小出裕章助教(ビデオ出演)
日時 2014年3月13日(木)13時半開演
参加費 950円
場所 成城ホール(世田谷区成城6-2-1)
ヘレン・カルディコット財団主催
ヘレン・カルディコット
原発反対はもちろんですが、被曝の危険性と避難の大切さを発信されていらっしゃる医師です。
プロフィールのまとめ↓
http://kaleido11.blog.fc2.com/blog-entry-1520.html
一般質問の関連個所と答弁の該当箇所については以下の通りです。
( )内はあくまで補足です。
木下区議
(一般質問当初質問より抜粋)
福島原発事故の規模がより深刻なことが誰の目にもわかってまいりました。チェルノブイリ事故の4倍のセシウムが排出されたことは東電も認めています。大量のストロンチウム汚染やプルトニウム等の放射線各種拡散がかなり深刻であったわけです。
そこで、お聞きします。川場村移動教室への派遣の根拠としている区長が依拠している専門家の見解を疑う必要があります。いかがお考えか。放射線被曝問題に真摯に取り組んできた小児科医ヘレン・カルディコットさんの講演会が3月13日に成城ホールで開かれます。区長は駆けつけて挨拶をするとのことですが、そうであればこそ、脱被曝と予防原則の観点から、川場村移動教室や日光への修学旅行は次年度から中止すべきと考えるがいかがか、お聞きします。
木下区議
(再々質問)
(3月13日の)ヘレン・カルディコットさんの講演会に行くそうですけれど、まさに内部被曝の問題は非常に深刻なわけですよ。川場村(移動教室)の問題はそういう問題で、この問題をないがしろにしていることが、脱原発をキチッと言えない立場だと思います。そのことを訊きします。
保坂区長
(再々答弁)
その内部被曝問題の講演会をよく聞いて判断をしたいと思っています。
2月25日の私の一般質問は区議会ホームページで確認できます。該当箇所は一番最後です。
http://www.discussvision.net/setagayaku/index.html
なお、私の一般質問については現在のところ原稿をブログにアップしてあります。
http://mutouha.exblog.jp/21723826/