米軍調査で沼田市にもストロンチウム汚染。近接した川場村に児童を行かせるな! |
米軍が行った土壌汚染調査で熊谷市や沼田市など関東地方に高濃度のストロンチウム汚染地域が存在したことが判明していることを例示した上で、沼田市近接の川場村へ義務的に連れてゆく川場移動教室を中止することを改めて求めました。
既に川場村にはストロンチウム汚染のみならずプルトニウム汚染が土壌調査で2012年に確認されたにも関わらず、福島由来でなく過去の核実験の名残として川場村や世田谷区は片付け、調査を深めることさえ怠り、影響なしとしてきました。録画中継はコチラ
米軍調査で沼田市にもストロンチウム汚染。近接した川場村に児童を行かせるな!
木下委員 本会議でも問題にしたわけですけれど、4年前の2011年の3・11の解きのですね、福島の原発事故の後、米軍が調査をしたところですね熊谷市に113ベクレルパーキログラム、それから沼田市では34ベクレルパーキログラムのストロンチウムが降下していたと、89ですけれども。ということが分かったんですが、この事実は教育委員会として把握していたでしょうか?
岩元学務課長 委員お話になった後、環境保全課の方から情報提供を受けております。以上でございます。
木下委員 後から情報提供受けたっていうことですけれども、まぁインターネット上ではですね、かなり前からこの情報は出てたってことですね。それでただ世田谷区というか、川場村がですね土壌調査をやって、そこにプルトニウムやストロンチウムが出てきたと、その時の問題についてはこれは福島由来ではないということで処理されてしまったんですが、この先ほどのデータと示し合わせた時ですね、可能性として福島から降ったものと考えられませんか?
岩元学務課長 委員ご指摘の米軍、エネルギー省ですかね、国家核安全保証の調査と、また川場村が実施した調査の中身については、詳細については、米国の調査については、私どもの方で分かりませんけれども、川場村の方で調査した結果につきましては財団法人の日本分析センターによる土壌調査ということで、これにつきましては文部科学省の定めにあります放射能測定法定シリーズ、放射性ストロンチウム法、またプルトニウム分析法に基づいて実施されたものということで、その結果については福島原発由来のものでないというふうに、私どもは認識しているところであります。以上です。
木下委員 当時はね、この米軍のデータについてはオープンにされてなかったんですよ、アメリカの調査については。そういった中で日本政府についてはですね80キロ以上は飛ばないということが前提になっていてね、それをもとにして3・11由来のものではないと、そういうふうに結論付けちゃったわけですよね。こういう新たなデータが分かった以上、もう一度やり直す必要があるんじゃないですか、どう思いますか?
岩元学務課長 川場村の実施した調査につきましては文部科学省の指定に基づいた調査を専門機関でやっておりますので、それは正確性があるものだと認識してございます。以上です。
木下委員 評価の問題としてですね、飛んだか飛ばないかという問題もあるわけですよ。それから現にここにプルトニウムやストロンチウムが存在したということ自体が非常に問題です。それから沼田市っていうのはね川場村のすぐ近くなんですよ。私は川場村についてはよく知ってるんですよ。それでそういう近くから出たということについてですね非常に問題だと思います。ついでになぜ知ってるかということを申しあげておきましょう。私は高校時代、埼玉の寄居町ってところで育ちましてね、高校は熊谷高校に行ってたわけです。ですからあの地域よく知ってます。それから私は山岳部でして、最初の、高校にしては珍しく雪山をやったんですね、高校の1年の時ですね、冬山を一週間上州武尊に入りました。その秋に実は偵察山行ってのをやるんですね。それで行きまして実は日地っていう日本地理院の地図が間違ってたんですね。そのことによりまして道を外れて帰って来れなくなっちゃいまして、それで遭難騒ぎになって、捜索隊まで出たってことがあります。だからあのへんの地理はですねくまなく知っております。それから申しあげておきますけど、私は川場村についてはこよなく愛しております。そういった意味で少年の頃にですね始めて登った雪山で、非常に奇麗な樹氷、エビノハナ(エビのシッポの間違い)なども見せていただきまして、それから雪庇などという現象も見させていただきました。雪の中で格闘をしてまたスキーツアーで笠ヶ岳に向かって見えるような、つまりあそこ登るとですね日光の方面がよく見えるんですよ。そういった意味で日光方面からですね大量のセシウムが降ってきたであろうということは良くわかります。毎年毎年雪が降り積もり、それが溶けているにもかかわらず、いまだに汚染状況重点調査地域なわけですよ。いまだにそうです。で、去年、去年というか26年度は何人行かれましたかちょっと教えてください。
岩元学務課長 昨年度の児童参加数ですと5265人でございます。以上でございます。
木下委員 行かれなかった方についてはどうなんですか?
岩元学務課長 はい、放射能を理由に参加された方は(参加されなかった方では?)25人とお聞きしてございます。
木下委員 その方々も含めて72名が休んでいるわけですね。だからもう少し多かったかもしれないですね。いずれにせよ私はまだこういった形で25名、明確に意志を表明して行かれない児童がいるってことは非常に私は世田谷ってところは、やはりちゃんとしたところだっていうふうに思います。この対応に対してですねどういうふうにしてますか、今。去年の卒業式では例えば川場村のシュプレヒコールがあったりですねしてるんですけども、どうなってますでしょうか? 対応については?
岩元学務課長 卒業式等の対応につきましては各学校においてそれまでの学校行事等振り返ってさまざまなプログラム組まれていると認識しておりますので、その中に必要に応じて川場村の授業も入っているものというふうに認識してございます。以上でございます。
木下委員 私は教育問題においてもですね川場村に義務的に行かせるということはやめた方がいいとずっと言わせていただきました。それからなぜこれだけ私がガンの問題にこだわるかと言いますと、これも言っときますけれども私、原点がですね、政治活動をやる原点ていうのが六価クロム事件ていうのがあったんですね。荒川のちょうど放水路とそれから旧中川の先端にですね日本化学工業てのがありました。そこで肺ガンでばたばた労働者が死ぬ。しかしそれについては全身のガンが問題になった時に、お医者さん達はその量反応関係で他の臓器のガンを否定したわけですね。そういったことについて争ってきたってのがあります。ガンの問題は言われておりますけれども、やはり放射能に関しては閾値がないということがございます。そういったことが分かっていながら行かせることが非常に問題だとずっと言い続けてきました。来年度も行かせるようですけれども、ぜひやめていただきたい。これは私、ここで言うので最後になりますけれども、ぜひ小学生を守っていただきたい。将来に不安を持った形でそういうところに行かせるべきではない。また教育上も非常によろしくない。そのことを申しあげて(チャイム)おきます。
委員長 以上で無党派・緑の質疑は終りました。