木下泰之ブログ:世田谷区議会
2015-05-19T07:42:09+09:00
ykinos
木下泰之は2022年12月に妻とともに住所を東京世田谷から郷里の長野県駒ケ根市中沢に移しました。2拠点居住を経てのUターンです。世田谷区議会議員5期20年の経験を生かし長野県議選駒ヶ根市区の一騎打ち戦に出馬。たった2か月間の短期決戦でしたが、2023年4月9日の投票結果で45%得票で肉薄しました。現在相手候補の虚偽発言による当選の効力無効を申出中。
Excite Blog
これでいいのか新世田谷区議会の初議会!!
http://mutouha.exblog.jp/23132876/
2015-05-19T06:40:00+09:00
2015-05-19T07:42:09+09:00
2015-05-19T06:40:01+09:00
ykinos
議会
5月18日に世田谷区議会臨時会開催された。正副議長が満場一致選出に違和感をもった。報道が伝えた全員協議会の小会派規制が新議運委で決定されていく。もっとも、議運へのオブザーバー出席規制問題のみ。討論規制は事案がなけらば議論とはならない。注目したが非交渉会派の討論申し出の「変則事態」はなかった。
臨時議会初日、非交渉会派が質疑や討論を申し出る機会はあった。監査委員の同意案件である。監査委員は4名選出だが、法定要件は議員選出は1名選出で足りる。民間起用を1名増やせとの主張も出来たし、たらい回し(2年で辞任し交代の悪習アリ)を批判し4年任期を全うせよと注文も付けられたはず。
もっとも選挙後の臨時議会初日の質疑・討論に関しては異例かもしれないけれども、非交渉会派の討論規制を議長を決める以前から全員協議会で「決め」てしまう暴挙には、不当扱いを受ける非交渉会派は質疑討論を申し出て果敢に闘うべきだし、全会派一致の議長選出と全会派一致の監査委員同意は論外です。
討論3分規制では議会ではない
今回の非交渉会派への規制問題をきっかけに、世田谷区議会のあり方自体を区民の批判にさらす必要がある。議案質疑は答弁含め10分以内、一般質問につき一人片道10分しか認めず、理事者答弁に不都合があっても時間で切り、不問に付す。文書質問もない。その上一人会派の討論を3分では議会ではない。
世田谷区議会での一人会派の抵抗の歴史を知っていただくことも必要と思われるので、平成13年の5月臨時議会の議事録を読んでいただきたい。ここで私は監査委員の専任の同意につき質疑し10分の反対討論を行った。この様な物言いが大会派は怖いのだ。
<平成13年5月臨時会会議録はここをクリックすれば読めます。>
]]>
本会議討論、新宿区議会は無制限、世田谷区議会の一人会派3分制限は異常事態
http://mutouha.exblog.jp/23112801/
2015-05-14T15:54:34+09:00
2015-05-14T15:54:36+09:00
2015-05-14T15:54:36+09:00
ykinos
議会
世田谷区議会と比較のため新宿区議会に問い合わせた。平成15年まで一般質問は時間制限なし。時間制限を決めた同年以降でも1人会派は片道20分(実質40分)。世田谷区議会片道10分(実質20分)の2倍だ。質疑と討論は時間制限は設けていない。世田谷区議会の1人会派討論3分は異常事態だ。
世田谷区議会で本会議討論につき交渉会派10分、3人会派8分、2人会派5分、1人会派3分の導入しようとしているが、根底は委員会審議での賛否判断が本会議で変わらないことを前提にした会派絶対主義。人事等委員会付託省略案件や懲罰の討論はいかに。本来質疑討論に時間制限などあってはならぬ。
【東京新聞】世田谷区議会 意見・討論時間 制限へ 全員協採択 会派人数で割り振り
十二日、区議会全員協議会で採択。十八日の区議会臨時会から六月定例会の間の議運で正式決定の見通し。少数会派の議員からは「議員の義務が果たせない」と反発の声。]]>
デジャブ―少数意見封殺は民主主義の死・・・1997年の会議録再録
http://mutouha.exblog.jp/23107550/
2015-05-12T23:50:00+09:00
2015-05-13T00:45:17+09:00
2015-05-13T00:11:06+09:00
ykinos
議会
デジャブ―少数意見封殺は民主主義の死・・・1997年の会議録再録
今回の事態はまさにデジャブ、そしてさらに、悪くなった。
そもそも、議員が議会で議案に対し、質疑し、意見を表明することは権利でもあり義務でもある。時間の制約はあろうが、議案に異論を持つ議員の質疑権や意見表明権が十分に保証されないのでは民主主義とはいえない。
また一般質問については制約は許されてはいけないはずである。国会や都議会では口頭質疑は時間的制約から制限されて入るが、その代わり文書質問ができることになっている。実際にはわが国では文書質問がまずあり、その上に口頭質問が加えられたという歴史を持っており、一般質問を制約するのであれば、文書質問は必ず代替措置として設けるべきである。実際、一般質問には制約を設けていない地方議会も多く、新宿区議会などでは最近まで無制限で認めていたと聞いている。
今回の世田谷区議会の動向では、さらに一般質問も、議会質疑も意見表明・討論時間と同じように制約を受けることになりかねない。、これではまさに民主主義の死である。
1997年の一般質問制限の際の私の質疑と反対討論をここに再録しておきたい。
/////////////////////////////////
1997年12月2日の世田谷区議会会議録より (世田谷区議会会議録はコチラから検索できます。)
【議案への質疑】
○真鍋欣之 議長 次に、三十七番木下泰之議員。
◆三十七番(木下泰之 議員) 提案の理由が、本会議における再質問の回数について定める必要があるので、本案を提出するというんですね。こんな理由がありますか。つまり、理由が何も書いていないんですよ。しかも、提案者の説明がきょうはなかった。委員会付託も省略する。そして、議運でも、時間の短縮のことについては議論は多少なりともあったかもしれないけれども、回数を定めていくということについて、絞るということについての議論もなかった。本当の理由は何なのか、そのことをもう一度お聞きします。
〔四十六番諸星養一議員登壇〕
◎四十六番(諸星養一 議員) お答えをいたします。
この問題につきましては、議会制度等研究会、そこで議論を交わされておりまして、その上で議長から議会運営委員会に諮問されたという形をとっております。したがって、その間の議論の経過の中で、各議員におかれましては、この改正についても意見というか、それぞれのお考えを持たれているというふうに私は思っております。その中で議会運営委員会で申し合わせという形で出てきましたけれども、それに基づきまして、三十八名の議員の方々が──私も含んでおりますけれども──その規則の改正についてもこれでよいだろうということで結論を出された。それが今回の改正につながっている、提案をされた理由であるというふうに考えておりますので、提案理由がないとおっしゃっておりますけれども、それは議員個々五十二名の方々が全員問題意識を持っておられる、その中でこういう形で提案をされたというふうに考えております。
以上です。
◆三十七番(木下泰之 議員) 結局、統一見解みたいなことについては何らできていないじゃないですか。つまり、思うというようなことを今おっしゃいました。提案理由は、本会議における再質問の回数について定める必要があるので本案を提出する。つまり、回数を制限するということだけしか合意点がないわけですよ。こんなばかなことがありますか。つまり、議会は真実を追求するための議会ですよ。つまり、質問というのは、真実に迫るためにやりとりをするわけですよ。ですから、時間を制限した上に回数を制限する必要は全くないじゃないですか。質問十分、答弁十分というふうに──これは私たちは絶対認められないというふうに思っていますけれども、そういうふうに制限してきた。その上、なおかつなぜ回数まで制限する必要があるんですか。答えてくださいよ。
〔四十六番諸星養一議員登壇〕
◎四十六番(諸星養一 議員) ただいまの木下議員のご質問ですけれども、我々は最初の前段で木下議員がおっしゃっていることはそのとおりだと。議会の活性化、そしてまた真剣なる討論を通して行政側の対応をただすということについては、そのとおり。ただ、我々が提案をさせていただいた問題につきましては、質問時間についてはここでは論議はしておりませんけれども、質問時間、あわせて二回の再質問の中で十分に議論を交わせるというふうに考えて、これを提案させていただいております。
以上です。
◆三十七番(木下泰之 議員) 今までの答弁は、一般質問に限って皆さんはお答えになっていますよ。ところが、質問といっても一般質問以外にも、先ほど私と鈴木さんと、それから下条さんが提案した緊急質問があります。そういったものにもかかわるんです。つまり、議研のところで議論していたのは一般質問のことであって、そのほかに拡張しての議論は一切なかったわけですよ。議運でもそれはなかった。どうしてそういうふうな一般論として適用が拡張できるようなことについて、ここで提案理由説明もなく出してくるのか、それが一点。
それから、これは質疑には関係ないですね。つまり、質問についての回数制限をしていますけれども、質疑については回数制限をしていませんね。そのことについてお聞きいたします。それが二点目です。
〔四十六番諸星養一議員登壇〕
◎四十六番(諸星養一 議員) お答えをいたします。
最初の問題につきましては、今、緊急質問のお話がございましたけれども、これについても質問通告制をとっていて、議会運営委員会の中で、その通告の問題についてきちっとお話をされるという中で、その議論についても三回、要するに緊急質問を合わせて再質問二回、これで十分な討議ができるというふうに私は考えます。後段の質疑については、木下議員がおっしゃるとおり、これについては束縛をされませんので。
以上です。
◆三十七番(木下泰之 議員) 今、諸星議員はお答えになりましたけれども、そういうふうな共通認識はございますか。一般質問と緊急質問合わせて全部、それについて適用されるんだという共通認識、そういったことについて一切提案理由説明もない、それで提案されているわけですよ。全くいいかげんな提案の仕方だと思うんですけれども、これについて、いつ、どういう形で今のような議論について話し合ったのか、それについて答えてください。今、諸星さんが言ったことについては一般的に言えることなんですか。そのことについて、だれか答えてください。
〔四十六番諸星養一議員登壇〕
◎四十六番(諸星養一 議員) 木下議員の質問にお答えしますが、提案された三十八名を代表して私が一応お答えをさせていただいております。ということは、先ほどお話しした件についても議員の総意であるというふうにお考えいただいて結構でございます。
以上です。
◆三十七番(木下泰之 議員) 緊急質問の制限などについて、いつそういう相談をしましたか。私が議運にオブザーバーで出ていたときに、一切そういう話はなかったですよ。いつやったんですか。
〔四十六番諸星養一議員登壇〕
◎四十六番(諸星養一 議員) お答えをいたします。
それは、各議員の間で署名をされております。その署名の際に、一般質問、緊急質問、それについての考えというものを確認させていただいております。
◆三十七番(木下泰之 議員) 提案者の小泉珠子さんにお聞きしますけれども、そういう説明をお聞きになっていますか。
○真鍋欣之 議長 特定をしての質問はできないことになっておりますので、今、質問は質問として今のことについてどうですかということで、どなたかに発言していただきたいと思います。(「提案者はだれだっていいじゃないか」と呼ぶ者あり)
◆三十七番(木下泰之 議員) だれだっていいじゃないか。
○真鍋欣之 議長 では、どうしてあなたがだれを指名するという、そういう権限があるんですか。三十八名からお答えいただきますので、ただいまの質問についてお答えをいただきます。(「全員が提案者だよ、答える義務があるよ」と呼ぶ者あり)
四十六番諸星養一議員。(「議長、議長」と呼ぶ者あり)答弁を求めています。どうぞお座りください。
〔四十六番諸星養一議員登壇〕
◎四十六番(諸星養一 議員) 今の木下議員の質問に、これは繰り返しになりますけれども、先ほど私が答弁したとおりでございますので。
◆三十七番(木下泰之 議員) いいですか、提案者が三十八名全員だということなんですよ。三十八名について質問をするというふうに私は聞いたわけですよ。諸星議員が各議員に、その持ち回りのときにそういう確認をしたというふうに言ったものだから、それでは、たまたま小泉珠子議員はそういうことを聞いたんですかというふうに聞いているわけですよ。それを確認する義務があるじゃないですか。権利があるじゃないですか。当たり前じゃないですか。
○真鍋欣之 議長 それはどなたが答えてもよろしいんですよね、三十八名の提案者が。
西村孝議員。十分を経過しておりますけれども、今指名をしましたので、答弁をお願いします。
〔二十六番西村孝議員登壇〕
◎二十六番(西村孝 議員) 提案者の一人としてお答えいたしますけれども、質問通告という、先ほどから木下議員も正確に追及するとか言っておりますから、質問通告というのは、正確にやって、正確な答弁をもらう、そのための質問通告制であります。自席からやって、二回の再質問というものは補足的なものである。先ほど荒木議員も言っておりますが、二十三区の状態を聞いて、二回は七区ある、三回は五区、何もないのがあるというような状況の中で、今日まで質問通告制によって、二十三区の中に、そのことについて混乱があったり、問題が起きたということも聞いたことがないから、大体それでは合うじゃないかということであります。
また、(「そんなこと聞いていないじゃないか」と呼ぶ者あり)ちょっと静かにしてくださいよ。緊急の場合について議論したかということですが、そういうことがあるから、議長の許可を得たものはその限りではないという、これをつけ加えてあるから、当然、このことで間に合うというふうに私は判断しております。
以上です。(「議長、今の答弁は答えていないじゃないか」と呼ぶ者あり)
○真鍋欣之 議長 十分を超えましたので、議事を……(「議長、議長」「うるさいな、黙れ」「聞いたのは、小泉珠子さんにそのことを聞いたんですかと聞いたんですよ」と呼ぶ者あり)それは三十八名の提案者の中で、今、西村議員からお答えがあったとおりでございます。(「聞いていないことに答えただけじゃないか」「議事進行」と呼ぶ者あり)そんなことではありませんよ。(「議事進行」と呼ぶ者あり)
それでは、時間も経過をしておりますので、(「何を言っているんだ。あなたの整理が悪いから時間が経過したんだろう」と呼ぶ者あり)整理が悪い……。では、木下議員に……(議場騒然)ご静粛にお願いします。ご静粛にお願いします。答弁は三十八名の提案者にしてもらいます。緊急質問のことにつきましてあなたたちは知っていたのかという質問でありますので、そのことについてお答えをいただいて、時間が経過しておりますので打ち切りにさせてもらいます。
それでは、四十六番諸星養一議員。(「答えていないじゃないか」と呼ぶ者あり)お座りください。お座りください。(「おまえなんて言われる筋合いはないよ」「内心じくじとしているんだろう、君は。だから、侮辱に感ずるんだ」「何を言っているんだ、君は」と呼ぶ者あり)
〔四十六番諸星養一議員登壇〕
◎四十六番(諸星養一 議員) 木下議員の質問にお答えしますが……。
○真鍋欣之 議長 静粛に願います。静粛に願います。
◎四十六番(諸星養一 議員) 世田谷区議会の会議規則には、六十一条で一般質問、六十二条について緊急質問等のことが条文として書かれております。今回提案をさせていただいたのは六十二条の二ということで、一般質問、緊急質問等の後にこの条文をつけ加えております。ということは、当然に一般質問、緊急質問について再質問の回数を規定するということで、皆様にはお諮りをしております。
以上です。
○真鍋欣之 議長 以上で木下泰之議員の質疑は終わりました。(「違うじゃないか、今聞いたことと。不当だよ、今の仕切りは。そうだろう、ちゃんと答えさせていないじゃないか」と呼ぶ者あり)あなたがそういうふうに答えていると思うだけでありまして、私は、今ちゃんと答えていると思います。時間も十分以上経過しましたので、これ以上あなただけ特例を認めて十分以上の質疑を続けるわけにはいきませんので、議事を続行いたします。
//////////////////////////////////
【議案への反対討論】1997年12月2日の世田谷区議会会議録より
○真鍋欣之 議長 これより意見に入ります。
なお、意見についての発言は、議事の都合により十分以内といたします。
発言通告に基づき、順次発言を許します。
三十七番木下泰之議員。
〔三十七番木下泰之議員登壇〕
◆三十七番(木下泰之 議員) 上程されました区議会会議規則の改正に反対の立場から討論を行います。
この規則改正案は、本会議における質問に関して議会規則第六十二条に、答弁後の再質問は二回を超えることができない。ただし、議長の許可を得たときはこの限りでないという条項をつけ加えるものであります。この答弁後の質問回数を二回に限るとする改正案は、今まで三十分間の質問時間を往復で自由に使えることになっていた一般質問について、質問十分、答弁十分とするという質問時間の短縮と規制を内容とする議長諮問案の中に一体となって滑り込まされていたものであります。
議会運営委員会は、二度にわたり一般区民の傍聴希望を排除した上で、この議長諮問案を強行採決いたしました。ところが、会議規則改正の必要を伴う、この再答弁を二回に抑えるという事項に関しては、委員外議員として議会運営委員会に参加していた私が、一般質問ばかりでなく、他の質問事案にもかかわり、問題だとしてきたにもかかわらず、改正についての問題点の整理を議会運営委員会ですることもなく、議論を一切することもなかったのであります。
ところで、この改正案は先ほどの質疑の中で明らかになりましたが、直前まで議案の提案理由説明者がだれになるかということも、我々反対する者に対しては一切わからずにいたわけであります。そして、提案は結局ないということになりまして、提案説明は省略するということになりまして、そして、提案説明はただ一点、本会議における質問時間の回数について定める必要があるので本案を提出するとのみしか書かれていないのであります。一体、こんな無責任な提案があるでしょうか。
この質問の回数制限というのは、結局は議会の中でどれだけ質問を使って、区政にとってのいろんな問題、例えば、きょうも三時間にわたって議会を空転させてしまった伊藤室長の休暇の問題等についても、そういうような真実を明らかにしていく、そういったことは必要なわけであります。ところが、質問時間を制限するというようなことになれば、一切霧の中に葬り去られるわけであります。
実際問題として先ほど、これは質疑の中でありますが、例えば質疑でもし回数を制限したとしたら、全然真実は追求できないわけであります。何回聞いても同じ答えを繰り返す。そういったことが議員の皆さんのみならず、いつも理事者の方からされているわけであります。同じ答えをオウム返しに言うことを二回続ければ、それですべてが済んでしまう。これが今回の改正案の本質であります。こんなことをやり続けていれば、この議会は必要ないという声が区民の中から出てくるのは必定であります。
もし必要がないということになれば、例えば、この前も議会は減らすべきだとか、そういう議論も出てきているわけですけれども、私は、ここでぜひ言っておかなければいけないのは、議会が実質を伴って区政をきちっと監視していく。その体制をつくっていくことこそが今こそ求められているのでありまして、決して我々の質問を制限したり、答弁の回数を制限したりすることが、今、議会の改革に求められているのではない、そのように思うわけであります。
しかし、先ほどの質疑は一体何ですか。一切我々の真摯な追及に対してまともに答えようとしていない。皆さん一人一人があの提案を了承したというけれども、本当にそんな見解の一致があったんですか。小泉さんにも聞いてみたい。先ほど、ぜひお聞かせいただきたいと言ったけれども、小泉さんはお立ちにならなかった。実は一人一人に聞いてみたいと思います。一人一人が本当にそういうふうに思ったんでしょうか。ただ単にあの案が示されて、それに右へ倣えしただけじゃないですか。こんな右へ倣えをするようなやり方というのが、まさにファシズムを生むんですよ。いつか来た道なんですよ。
今、議会制度は非常に空洞化しております。国民だって、区民だって、結局は選挙のときに行かない人が多い。我々は四割の人に選ばれているにすぎないのであります。そういったことをもたらしたのは何か。まさにこの議会でまともな議論ができない、そういった状況をつくり出した皆さん方じゃないですか。まさにそういうことをやっているんですよ、あなたは。それならば、先ほどの質疑のときにきちっと答えるべきである。二回に制限することによって、よくなるわけないじゃないですか。十分間に質問を制限し、そして答弁を十分に制限する……(「前に出て言え、意見のあるやつは」「答弁じゃないよ。何を言っているんだ」と呼ぶ者あり)十分、十分だろう。(「間違いじゃ済まないぞ」と呼ぶ者あり)質問を十分にして、答弁枠を十分にするんだろう。
○真鍋欣之 議長 静粛に願います。静粛に願います。今、意見を開陳していますので、やりとりはやめてください。
◆三十七番(木下泰之 議員) 少なくとも質問を十分に制限するわけですよ。あわせてその上、結局二回に制限するということは、我々のいろいろな区政に対する追及権を奪うことになる。そういったことについて何も答えないで、この議会を本当に心配しているのは区民ですよ。そういった人たちに対して、あなた方は申し開きできるんですか。きょうの議論を後のあなた方の子供さんやお孫さんや、そういった方々が読んでみてどういう思いがするか、そのことをよく考えていただきたい。私は一人会派であるけれども、少なくとも真実を追求するために体を張っていますよ。そういうことをしない限りは、行政改革も政治改革もできないんですよ。今や、本当に区民は、あるいは国民は政党政治も見捨て始めている。選挙に行かない人も多い。そういった中で、本当の意味での議会政治を回復させようとするんだったら、きょうのような事態は恥ずべきことじゃないですか。一人一人の方々が胸に手を当てて考えていただきたい。この後採決になるでしょうけれども、少なくともこんなことをするのは恥ずべきだというふうに思う方は、ぜひ立たないでいただきたい。あるいは拘束でもあるのであれば、この議場から出ていっていただきたい。そのことを申し上げて、私の反対討論といたします。
○真鍋欣之 議長 以上で木下泰之議員の意見は終わりました。
]]>
保坂新区政は翼賛と包摂を超えよ 「世田谷区議会だより」の発行に寄せて
http://mutouha.exblog.jp/23033082/
2015-04-29T16:22:00+09:00
2015-05-01T03:26:36+09:00
2015-04-29T16:22:19+09:00
ykinos
議会
本日、4月29日になって2月3月に開催された世田谷区議会平成27年第1回定例議会の論戦を掲載した「区議会だより」が発行されました。 (コチラから参照)
選挙前に発行すべきで、このような対応は民主主義にもとります。任期中、私は選挙戦前発行を主張してきたが実現されませんでした。
2月3月に開催の第1回定例議会では予算が審議されます。区長が27年度予算を提出し、これを巡って論戦が行われるわけです。今回選挙で、対抗馬を推薦した自民党・公明党はともに保坂区長提示の予算に全部賛成しました。
共産党は前年度までは反対してきた一般予算に賛成にまわりました。区議会便りを見れば、保坂区政が自公政策に取り入った翼賛体制となり、これに最後には共産党も追随したという対応です。この構図は2期目からオール与党体制となり、28年続いた大場啓二区政の構図によく似ています。
区議の任期は選挙戦後も続き4月30日までとなっています。区議最後に雑事を含めて多くの仕事をこなしていますので、きちんとした選挙総括はさておき、今回の選挙を考えるにあたっては保坂区長が一期目になした翼賛体制を問題にしていかなければならないと考ええています。
すでにネットでは私製議事録等によってお伝えしていますが、2月25日の一般質問では、下北沢の再開発計画問題、障がい者グループホーム建設を巡る倫理不適格業者参入の区長の責任問題、川場移動教室からの撤退を訴えました。世田谷区議会では予算への意見表明を各会派10分の割り当てで本会議で行うことになっています。
保坂氏が当選直後に大規模公共事業見直しの公約を裏切り、前熊本区政からの95%を継承として自公に寄り添い、翼賛体制となってしまった状況に抗議をしたうえで、保坂区長を担いだ責任を問って私が辞める理由を説明し、「裏切りの政治責任は重い。不信任で全予算反対。区長推挙の責任をとり私は議会を去る。さようなら。」と演説しました。
議会が終了し選挙戦での新たな展開については、既に、報告してきたとおりです。
私は一度目の保坂氏の選挙公約に裏切られたにもかかわらず、今回2度目の選挙戦最中に異例の発表となった公約「下北沢まちづくりビジョン」を支持すると表明しました。
保坂区長は自ら進めた2期3期道路事業の優先整備政策を戻そうとしているのですから、4年間の自公との翼賛政治を捨て、新たな地平に立たなければ、いわばこれまでの翼賛型、包摂型政策の「自己否定」無くしては実現できない政策です。
区議では自公が多数派になりましたが、政策転換の効果も与って区長選では道路推進を訴えた久保田氏に対して事実上の凍結を選挙戦終盤で訴えた保坂氏が勝った構図になっています。
翼賛と包摂ではなく、意見の違いを徹底的に吟味し、止揚する本物の民主主義が求められています。
2度目の保坂氏の公約「下北沢まちづくりビジョン」が守られるかどうかは重要な問題です。日本の民主主義の質が問われているのです。
保坂区政誕生から1期目の4年間の一連の流れについては、これまで、このブログで報告してきましたので、ご覧頂ければ幸甚です。
]]>
これでいいのか・・・発行配布が区議選後となる「区議会だより」
http://mutouha.exblog.jp/22959337/
2015-04-15T21:58:00+09:00
2015-04-15T22:01:30+09:00
2015-04-15T21:58:50+09:00
ykinos
議会
4月14日議運で区議会便り原稿が確定したので、私の分についてはブログに掲載する。それにしても、選挙を実施するのに、予算をめぐる議会の論戦を区民の前に提示しないで、判断を仰ぐことなどあってよいのか。
一般質問や意見表明については<私製議事録もご参照を> 正式議事録については5月の臨時会直前まで発行されない。
これでいいのか・・・発行配布が区議選後となる「区議会だより」
今年度予算への対応や、議会論戦につき、区民が知すべもなく、選挙戦が行われてよいものだろうか、新人候補も現職候補への批判さえ、原理的にできないということにもなる。
以下に私の「区議会だより」原稿を掲載する。
<一般質問>
下北沢道路再開発容認と公約違反
質問 区長は下北沢再開発を醜悪なコミュニティー破壊とし、道路整備による大型開発の転換を公約したが、就任後に裏切り容認に転じた。当時の価値観は捨てたのか。
答弁 開発か反対かの二元対立を乗り気終え、最良の町を目指す。
区が選定した事業者の辞退の理由
質問 代田に開設予定の障害者グループホームについて、区が選定した運営事業者が辞退する状況となった、倫理上適格性が欠けるとの区民の指摘を受け辞退したのか。
答弁 事業者がホームページの不適切な表現などを謝罪し辞退した。
川場移動教室中止の早急な決断
質問 区長は汚染状況重点調査地域である川場村への移動教室に4年間で2万人以上の児童を参加させてきた。これまでの再三の指摘を受け止め、即刻中止を決断せよ。
答弁 線量測定の結果などから安全に実施できると判断している。
<意見表明>
区長は公約違反の責任を認識せよ
―無党派・緑―
(全ての会計に反対する意見)
保坂区長は公約に違反してみずから下北沢補助54号線推進と高層再開発容認を選択、外環道や二子玉川再開発見直しも果たせず、京王線連立で高架化容認に寝返った。裏切りの政治責任は重い。不信任で全予算反対。区長推挙の責任をとり私は議会を去る。さようなら。
]]>
平成27年度予算への反対討論・・・さようなら
http://mutouha.exblog.jp/22909964/
2015-03-27T16:16:00+09:00
2015-04-07T00:12:53+09:00
2015-03-27T16:16:40+09:00
ykinos
議会
中継録画はコチラ
保坂区政不信任から、全予算に反対
私は保坂区政不信任の立場から上程された全ての予算に反対いたします。
私は保坂区長の公約違反の政治責任を問いましたが、かつては「下北沢に巨大道路はいらない」「下北沢の再開発は醜悪なコミュニティ破壊」といっていたことを区長は認めたうえで、一般質問答弁で次のような言い訳を発しました。
「政治はベストを目指すけれども、つまりベターでより良い選択をどこまでしていけるのかが肝要だと考えてきています。」
かつて保坂代議士は「公共事業チェック議員の会」の事務局長であったにもかかわらず、土建国家との闘いを忘れてしまったかのようです。
自ら語っていた「高層ビル建設を可能にする仕掛け」に道路財源が投入される「連続立体交差事業」のシステムが変わったわけではありません。保坂氏の立場が野党政治家からより実権を持つ地方権力者に変わっただけです。
私は、補助54号線を造らないという選択をするからこそ、地下に潜った小田急線の上部空間は延焼遮断帯として緑道化すべきであると考えています。連立事業に関する国の要項、「建運協定」は、公共利用計画を地方自治体が企画すれば電鉄会社は交渉に応じなければならないとしていますが、事業費のほとんどを公共側が持つ事業であるだけに当然です。ちなみに、連立事業の事業費は794億円ですが、税金で成り立っている事業であって、小田急電鉄は事業便益分として50億円しか負担していません。
また、予算審議を通じて、分かったことですが、区長と懇意な林泰義氏がかつて委員として参加した「小田急沿線街づくり研究会」の1987年6月の報告書には、下北沢地域の小田急線を地下化にした際には赤堤通りを世田谷代田駅から地下鉄化された事業地上部を通し、鎌倉通りの交差部まで延伸させる計画が書かれていたのです。このことは何を意味するでしょうか。連立事業は都市側が立体都市計画として予め立案するべきものなのです。
地下鉄化した上部空間に立体緑地と称する高架構造物を作るなどという愚かな選択をせずとも、自然面を生かした緑道を実現できるはずです。2000年の都の連立事業調査報告書においても、2002年に区が委託し地元住民の意向をもとにつくられたとする「駅周辺街づくりの基本計画図案」でも平面の幅広の緑道が構想されています。
補助54号線について言えば、本年3月末に事業期間を終了するわけですから、凍結して議論を深めるという措置も取れたはずですし、区民に是非を問うこともできたはずです。ところが、保坂区長は凍結・見直しの絶好の機会を生かすこともせず、自らの手で事業認可延期を選択しました。なぜ、かくも簡単に区民への約束を捨て去ってしまうのか理解に苦しむところであります。これがベターな選択なのでしょうか。単なるオポチュニストに過ぎません。
脱原発区長との称号の怪しさも述べておかなければなりません。今回も汚染状況重点調査地域である川場村の移動教室に毎年5200名の児童を連れてゆく川場村移動教室からの撤退を訴えましたが区長は聞く耳を持ちません。加えて米軍関与の調査で関東にストロンチウムが飛散したことが明らかになったことを示したうえで、川場村調査の見直しと区内でのストロンチウムやプルトニウムを含む土壌調査の実施を迫りました。
しかしながら、区側の答えは政府調査をうのみにしストロンチウムやプルトニウムは飛んでいないとの一点張りですし、区内土壌調査についてはセシウムでさえ未だに実施しようさえしていません。一方、区内の個人宅への太陽光発電設置事業は1年目が2割しか設置できず、翌年からはほとんど破綻しているのに、区民や民間の努力で太陽光発電が増えたことをもって事業は進展したという始末です。
不適切な障害者グループホーム業者が選定されたことを問題にしました。コゲラというNPOの理事長がネット上で100万円を出資すれば上場後は930万円になるとの宣伝をして職員を募集するという倫理上問題のある行為をしていたこと等で、事業地周辺の住民から問題にされ、結局は撤退せざるを得ませんでした。ところが選定をした区の対応は問題ないとの答弁に終始しました。このNPOが平成24年度に東京都の実地調査で11項目もの改善命令を受けていたことを指摘しても、当事者の都への答弁をもって了とした杜撰さにはあきれてものが言えません。
外環や二子玉川超高層再開発の見直しも実現できなかったことは周知の通りです。永らく凍結されていた恵泉裏通りの事業も今や保坂区長の手で建物収容手続きがなされるに至っています。京王線連立事業について申し上げておきましょう。高架反対の住民集会で拍手をもって送りだされた保坂氏は当選直後、早々と高架容認に寝返りました。災害対策の総点検も公約でしたので、311で中断していた高架計画の説明会の再開を中止し、東北新幹線の橋脚の崩壊を理由に事業の見直しを東京都に働きかけることを京王沿線住民が求めたのは当然のことでした。しかしながら、この希望は当選とともに踏みにじられ、就任式での前政権からの95%継承との発表となったのです。
さて、区長区議選は目前です。熊本区政95%どころか99%もいうことを聞いてくれているとの評価を下し、これまでも保坂区政のすべての予算に賛成した自民党が対立候補をたてることになりました。しかも対立候補は、下北沢連合商店会長で補助54号線の地権者だった久保田英文氏であるというから開いた口がふさがりません。どこに争点があるのでしょう。
一方で共産党は前年度までは一般会計予算に反対していたにもかかわらず、今回は賛成に回りました。対立候補を立てないからだろうが、公共事業見直し公約を踏みにじったことを、問題にしてきたはずだが、問題は解決したのかと問いたい。
鼻をつまんで投票ということもあるでしょう。安倍自民党推挙の対立候補であれば、そうせざるを得ないところもあるし、私の支持者もそうする人は多いだろとは思います。しかしながら、今回の共産党の予算への賛成は、共産党への不信感と失望をもたらすこととなるだろうことを言っておきたい。
社民党にもいいたい。保坂氏も出馬した2010年7月参議院選での下北沢の運動体への約束はお忘れになったのか。補助54号線の凍結・見直しが党としての公約であったはずであります。
2011年の東日本大震災と原発事故は、パラダイムシフトのエポックとしてとらえ、当時、私は「脱原発時代を切り拓く、緑の先進国を世田谷から」と予算議会の最終日の3月29日に訴えました。
当時、築地移転問題で転び民主党を除名となった花輪都議が石原都知事の後押しを受け自民党推薦で区長選挙に立候補を表明しました。地元自民党が別候補をたて分裂状態に陥った状況を前に、保坂氏に立候補を打診することを公共事業問題に取り組む市民運動の仲間7人で決めたのが3月30日。そこから保坂擁立は決まったのです。
保坂区長、あなたは、選挙事務所の手配が整うまで、私が借りていた下北沢の事務所に寄宿して、ともに作戦会議を開いていたことをお忘れでないと思います。
補助54号線問題を念頭に置いて「区長は保坂、区議は木下。保坂が通れば道路は止まる。」と選挙戦時に下北沢を連日練り歩いたことを今では懐かしく思い起こします。
ところが、保坂区長あなたは補助54号線を2期3期も含めすべてを認め、一期事業については7年の延伸と60億円の上乗せを決めてしまった。あなたを翻意させるため、公約を守れと頑張ってはきたが、ことごとく裏切られてしまった以上、自らの人を見る目のなさに恥じ入るほかはないのであります。
責任を取り、次期区議選に立候補せず、20年の区議生活を閉じる決意に至りました。
議場は去りますが、憲法問題にまで発展し、佳境に入った下北沢の連立事業と補助54号線、駅前ロータリーを巡る裁判闘争は徹底して闘う決意です。
以上、すべての予算への反対討論といたします。
最後に一言申し上げます。
オール与党体制ほど、政治を腐敗させるものはありません。
なれ合いと包摂を排し、議会においてこそ、少数意見が多数に転嫁しうる機会を具体的に保障することが民主主義にとって一番大事なことではないでしょうか。
さようなら。
]]>
下北沢連立で公的利用優先は過去に証明済み/人にとって大事なのは約束を守ること
http://mutouha.exblog.jp/22911873/
2015-03-23T23:30:00+09:00
2015-03-28T12:04:56+09:00
2015-03-28T11:51:15+09:00
ykinos
議会
下北沢連立で公的利用優先は過去に証明済み/人にとって大事なのは約束を守ること
木下委員 区長にお聞きしますけども、林泰義さんという都市計画学者がいますよね。よくご存知ですか?
保坂区長 存じ上げております。
木下委員 区長が立候補する直前にね高橋ユリカさんの司会でネット上で対談をされたり、それからつい最近も政策の発表会の時に都市計画を代表するコーディネーターとして発言なさいましたよね。そのことはご存知だと思います。ご本人がよく知っていると思います。
それで小田急沿線街づくり研究会報告書ってのは昭和62年6月に出ておりますが、この報告書はですね、当時、高架地下も含めてですね上部についてどんなことが可能であるかってことについて書いたわけですが、これに林泰義さんが参加されてたこともご存知ですか?
保坂区長 伝え聞いております。
木下委員 そうしますとね、この小田急沿線街づくり報告書の中に上部利用について書かれてるんですね。地下化した時の上部利用の中で世田谷代田からですね、今の鎌倉通りまで道路を通す予定があったんですね。車道ですけども。それを考えますと上部利用については小田急の言うがままになるのではなくてですね、例えば車道ではなくとも緑道にすることだってできたんじゃないでしょうか? そのへんはいかがでしょうか? 区長。
保坂区長 板垣副区長からこれコピーの方の地図も見せていただきまして、そういう計画の図が表示されてるってことは分かりました。ただその後のこの計画について林さんがどのように関与されていたのかということも分かっていれば聞きたいってことだったんですが、ご本人としてはそれほどよくタッチしていないというようなお話で、どのような経過でこういうものが作られたのかは、大変興味深いことですし、今後のまちづくりの中で活かしていきたいというふうに思います。
木下委員 この62年のね川上委員会の名簿はね、どっかいっちゃったっていうことですけどね、これ事務局長的な役割を林さんは果たしていたわけですよ。そういった中でああいったものを検討してるってことはですね、充分上部利用を考える場合には単に小田急の私的なものになるのではなくて、公的なものとして利用することが計画されていたしそういうことは主張できたということだというふうに思います。ですから林さんとずいぶん懇意にしていながらですね、そういったことすら議論しなかった。非常に問題だと思います。
それから今日はもう最後ですので端的に聞きますけれども、区長は公共事業の見直し、とりわけ補助54号線の問題について少なくともあれは醜悪なコミュニティ破壊だと言った以上、私はそれを支持して担いだわけです。私に対してある意味で裏切ったと思っていませんか?
保坂区長 本会議でもちょっとご答弁しましたけれど、政治家たる仕事の定義と言うことで言えば、やはりより良くしていくことだと思っています。ですから公共事業、あるいは大型開発の見直しということを言ってきましたけれども、下北沢の街を作り替えるという中で人間優先。さまざまな工夫を凝らすということで上部利用の計画変更も行いましたし、今後もそれを続けていくという意味ではですね、裏切ったというふうには考えておりません。
木下委員 総括の時にね社会民主党が2010年7月7日に出した公開質問状に対する回答について、ね、これは保坂さん自身が言ってたことをまさに焼き直しでね書いてるわけですけど、それについて2011年の段階では社会民主党辞めたんだから答える必要無いとお答えになりました。しかしねこの時には三位になったけれども国政でですよ公開質問状にお答えになって凍結すると、凍結して見直すとそういったことを言ったわけです。それでそういう流れの中で立候補される前日にもね坂手洋二さんや栗本慎一郎さんと鼎談をやる中で同じようなことを言っている。
それから最初の第一声の時にもね、これは王将の前で語りましたけど、東京都知事の管理職ではないと、この8年間そうでなかったことは非常に問題だと。まちづくりについては京王線の問題や二子玉川の問題も引き合いに出して言われたんですよ。
それで保坂区長は私は最初の議会の時にね、そのようなことについて申しましたけれども、いちおう私が担いだということはお認めになりましたよね。私が言い出さなかったら今の立場は無いと、そうおっしゃいましたよね。区長、どうですか?
保坂区長 IFということはなかなか難しいんですけれども、木下議員を含む方々が擁立要請と、そしてそこには都市問題だけではなくて、教育問題から幅広く福祉に関わる方々がいて、今回の区長選に出ようということでありますので、木下議員もそのひとりであることは当然認めているところでございます。
木下委員 長年政治家をやってた方の言葉とは思えませんね。つまり誰が言い出したのか、誰がどういう形で言い出したのかということは非常に大事です、それからあの時は花輪君との戦いがあったわけですよ、それで築地の問題を裏切ったというのは、公共事業の見直しの問題がですね、非常に頂点に来ていたそれに合わせて3・11の事故がおこった、津波もあった。そういう中でですね選挙になったわけですね。当然公共事業の見直しというのは接戦の中で5000票位の差ですよ。その時に一番大きな要素として作用したということは、充分おわかりの筈です。ですからそういったことについて、やはり違えるということはいけないと思います。
先ほど言った社会民主党の回答書ですけど、2010年の7月7日にきてるんですね。7月7日って大事な日ですよ。約束は守らなくちゃいけないんですよ。つまり政治家にとって大事なのは約束だと思います。政治家だけじゃない、人にとって大事なのは約束だと思います。その約束ってのは倫理上非常にプリミティヴなね問題だと思うんです。
あなたは肯定感肯定感て言うけれど、肯定感の中で過ちを認めないというねそういった作法を身に付けちゃったんじゃないですか? 私は非常にこれからの区政について危惧しますよ。
特に地権者であるところの久保田さんが、補助54号線の地権者ですよ。相手候補になっているわけですよ。圧倒的にあなたのが強いでしょう。負けたらねこれは笑い者だ。そういう中であなたはね今度の選挙戦を戦うわけですよ。約束も破って。そのことを重々心の中に受け止めてやってくださいよ。それで、これで終ります。(チャイム)
委員長 以上で無党派・緑の質疑は終りました。
]]>
米軍調査で沼田市にもストロンチウム汚染。近接した川場村に児童を行かせるな!
http://mutouha.exblog.jp/22894196/
2015-03-19T23:30:00+09:00
2015-03-28T12:32:15+09:00
2015-03-21T02:04:14+09:00
ykinos
議会
米軍が行った土壌汚染調査で熊谷市や沼田市など関東地方に高濃度のストロンチウム汚染地域が存在したことが判明していることを例示した上で、沼田市近接の川場村へ義務的に連れてゆく川場移動教室を中止することを改めて求めました。
既に川場村にはストロンチウム汚染のみならずプルトニウム汚染が土壌調査で2012年に確認されたにも関わらず、福島由来でなく過去の核実験の名残として川場村や世田谷区は片付け、調査を深めることさえ怠り、影響なしとしてきました。録画中継はコチラ
米軍調査で沼田市にもストロンチウム汚染。近接した川場村に児童を行かせるな!
木下委員 本会議でも問題にしたわけですけれど、4年前の2011年の3・11の解きのですね、福島の原発事故の後、米軍が調査をしたところですね熊谷市に113ベクレルパーキログラム、それから沼田市では34ベクレルパーキログラムのストロンチウムが降下していたと、89ですけれども。ということが分かったんですが、この事実は教育委員会として把握していたでしょうか?
岩元学務課長 委員お話になった後、環境保全課の方から情報提供を受けております。以上でございます。
木下委員 後から情報提供受けたっていうことですけれども、まぁインターネット上ではですね、かなり前からこの情報は出てたってことですね。それでただ世田谷区というか、川場村がですね土壌調査をやって、そこにプルトニウムやストロンチウムが出てきたと、その時の問題についてはこれは福島由来ではないということで処理されてしまったんですが、この先ほどのデータと示し合わせた時ですね、可能性として福島から降ったものと考えられませんか?
岩元学務課長 委員ご指摘の米軍、エネルギー省ですかね、国家核安全保証の調査と、また川場村が実施した調査の中身については、詳細については、米国の調査については、私どもの方で分かりませんけれども、川場村の方で調査した結果につきましては財団法人の日本分析センターによる土壌調査ということで、これにつきましては文部科学省の定めにあります放射能測定法定シリーズ、放射性ストロンチウム法、またプルトニウム分析法に基づいて実施されたものということで、その結果については福島原発由来のものでないというふうに、私どもは認識しているところであります。以上です。
木下委員 当時はね、この米軍のデータについてはオープンにされてなかったんですよ、アメリカの調査については。そういった中で日本政府についてはですね80キロ以上は飛ばないということが前提になっていてね、それをもとにして3・11由来のものではないと、そういうふうに結論付けちゃったわけですよね。こういう新たなデータが分かった以上、もう一度やり直す必要があるんじゃないですか、どう思いますか?
岩元学務課長 川場村の実施した調査につきましては文部科学省の指定に基づいた調査を専門機関でやっておりますので、それは正確性があるものだと認識してございます。以上です。
木下委員 評価の問題としてですね、飛んだか飛ばないかという問題もあるわけですよ。それから現にここにプルトニウムやストロンチウムが存在したということ自体が非常に問題です。それから沼田市っていうのはね川場村のすぐ近くなんですよ。私は川場村についてはよく知ってるんですよ。それでそういう近くから出たということについてですね非常に問題だと思います。ついでになぜ知ってるかということを申しあげておきましょう。私は高校時代、埼玉の寄居町ってところで育ちましてね、高校は熊谷高校に行ってたわけです。ですからあの地域よく知ってます。それから私は山岳部でして、最初の、高校にしては珍しく雪山をやったんですね、高校の1年の時ですね、冬山を一週間上州武尊に入りました。その秋に実は偵察山行ってのをやるんですね。それで行きまして実は日地っていう日本地理院の地図が間違ってたんですね。そのことによりまして道を外れて帰って来れなくなっちゃいまして、それで遭難騒ぎになって、捜索隊まで出たってことがあります。だからあのへんの地理はですねくまなく知っております。それから申しあげておきますけど、私は川場村についてはこよなく愛しております。そういった意味で少年の頃にですね始めて登った雪山で、非常に奇麗な樹氷、エビノハナ(エビのシッポの間違い)なども見せていただきまして、それから雪庇などという現象も見させていただきました。雪の中で格闘をしてまたスキーツアーで笠ヶ岳に向かって見えるような、つまりあそこ登るとですね日光の方面がよく見えるんですよ。そういった意味で日光方面からですね大量のセシウムが降ってきたであろうということは良くわかります。毎年毎年雪が降り積もり、それが溶けているにもかかわらず、いまだに汚染状況重点調査地域なわけですよ。いまだにそうです。で、去年、去年というか26年度は何人行かれましたかちょっと教えてください。
岩元学務課長 昨年度の児童参加数ですと5265人でございます。以上でございます。
木下委員 行かれなかった方についてはどうなんですか?
岩元学務課長 はい、放射能を理由に参加された方は(参加されなかった方では?)25人とお聞きしてございます。
木下委員 その方々も含めて72名が休んでいるわけですね。だからもう少し多かったかもしれないですね。いずれにせよ私はまだこういった形で25名、明確に意志を表明して行かれない児童がいるってことは非常に私は世田谷ってところは、やはりちゃんとしたところだっていうふうに思います。この対応に対してですねどういうふうにしてますか、今。去年の卒業式では例えば川場村のシュプレヒコールがあったりですねしてるんですけども、どうなってますでしょうか? 対応については?
岩元学務課長 卒業式等の対応につきましては各学校においてそれまでの学校行事等振り返ってさまざまなプログラム組まれていると認識しておりますので、その中に必要に応じて川場村の授業も入っているものというふうに認識してございます。以上でございます。
木下委員 私は教育問題においてもですね川場村に義務的に行かせるということはやめた方がいいとずっと言わせていただきました。それからなぜこれだけ私がガンの問題にこだわるかと言いますと、これも言っときますけれども私、原点がですね、政治活動をやる原点ていうのが六価クロム事件ていうのがあったんですね。荒川のちょうど放水路とそれから旧中川の先端にですね日本化学工業てのがありました。そこで肺ガンでばたばた労働者が死ぬ。しかしそれについては全身のガンが問題になった時に、お医者さん達はその量反応関係で他の臓器のガンを否定したわけですね。そういったことについて争ってきたってのがあります。ガンの問題は言われておりますけれども、やはり放射能に関しては閾値がないということがございます。そういったことが分かっていながら行かせることが非常に問題だとずっと言い続けてきました。来年度も行かせるようですけれども、ぜひやめていただきたい。これは私、ここで言うので最後になりますけれども、ぜひ小学生を守っていただきたい。将来に不安を持った形でそういうところに行かせるべきではない。また教育上も非常によろしくない。そのことを申しあげて(チャイム)おきます。
委員長 以上で無党派・緑の質疑は終りました。
]]>
1967年総合計画では下北沢の小田急線は複々線平面ではなく、「地下鉄はりつけ」を明示
http://mutouha.exblog.jp/22894169/
2015-03-18T23:30:00+09:00
2015-03-28T12:39:46+09:00
2015-03-21T01:25:12+09:00
ykinos
議会
この日の都市整備委員会所管質疑では3月11日の企画総務委員会所管質疑を受け継ぐ形で、下北沢の小田急線の昭和39年都市計画決定問題を取り上げました。ちょっと専門的で分かり難いと思いますが、昭和39年の小田急線の都市計画決定については、裁判での大きな論争点となっています。
行政側は昭和39年決定は「小田急線は、東京都市計画鉄道9号線(地下鉄)の一部として代々木上原駅から喜多見駅まで複々線化で都市計画決定され下北沢地域と成城駅付近が地表決定、その余は高架で決定された」としていますが、住民側は昭和39年決定は「小田急線に沿って東京都市計画鉄道9号線(地下鉄)を喜多見駅まで貼り付けたに過ぎず、構造形式は決められていなかった」という立場に立っています。
昭和39年決定は昭和37年の都市交通審議会6号答申が世田谷通り直下を通る喜多見駅への別線ルートであったのを喜多見駅まで貼り付ける形に小田急電鉄が強引に代えさせた都市計画決定であって、構造形式や事業地範囲がきちっと定まった都市計画ではなかったのです。従って、下北沢の北口の駅前マーケットなどは複々線事業地には含まれていなかったという見解をとっています。
今回指摘した世田谷区の 1967年総合計画概要版の記述は住民側の主張を裏付けるものとなっています。
ところで、世田谷区に1967年総合計画の正式版と同総合計画の基本計画(1970年)策定に当たった40回に及ぶ審議会資料の開示を求めたところ、所持していないと回答してきました。また1982年の「小田急沿線街づくり研究会報告書」の委員会名簿についても、所持していないとの回答でした。
委員会質疑はこの隠蔽の「犯罪性」を指摘して終えました。「情報公開と住民参加の保坂区政」とは口が裂けても言ってはいけないはずです。中継録画はコチラ
1967年総合計画では下北沢の小田急線は複々線平面ではなく、「地下鉄はりつけ」を明示
木下委員 企画総務委員会の時にですね、世田谷区総合計画について質問したんですが、この基本計画なんですけどね、これができたのは1970年の12月なんですが、1967年にこれの元になるですね総合計画ができてるんですが、これについては担当はお持ちじゃないんですか?
工藤交通政策課長 えっと持っておりません。以上です。
木下委員 概略版は持ってますか?
工藤交通政策課長 も、持っておりません、以上です。
木下委員 少なくとも世田谷区の都市計画を立てる上では一番最初の憲法にもね、区の憲法に属するものだし、それから都市整備に関しての最初の方針も出ているわけですよ。それなのに持ってないということ自体が非常に異常だと思いますけどね。実はこの総合計画(概略版)の中にですね、こういう文言があるんですね。小田急電鉄に関してなんですが、「線路線増に関しては代々木上原から喜多見間のはりつけ線路増設を前提として路線決定された東京都市計画高速鉄道9号線、喜多見から綾瀬間、約32.5キロの事業実施計画がある」と。それから新宿付近まで京王線のはりつけ路線増線についても現在未決定ではあるが、そういうものも今後考えられるってことが書いてあるんですね。そうしますとこの基本計画では、高架決定であるかのように書いてあるんですよ。ところが81(1981)年位になるとね、下北沢については平面決定というふうに言ってるんですけれども。昭和39年の決定というのは、下北沢については平面決定だったんですか? どういう決定だったんですか?
工藤交通政策課長 以前にも委員からお話いただいてますが、昭和39年の小田急線の都市計画につきましては複々線、あと地表式であるというふうに聞いておりますい。以上です。
木下委員 最初の総合計画の中にある記述と全然違うわけです。つまり「地下鉄を貼り付けた」としか書いてないわけですよ。そうすると平面であったという、平面の複々線の都市計画であったというのは、実はいろんなものを読んでも出て来ないんですよ。で、議事録を読んでみますとね、これ面白いんですが、葛西さんという区議会議員がおりまして、葛西忠三さんという方がおりまして、下北沢開発のパイロットプランについて質問してるんですが、当時の高橋進助役が答えてですね。「一番今我々の問題にしたいのは地下鉄でございます。地下鉄が大体現在の南側に二線増幅になって入ってくるであろうと、これが平面で入ってきたならば、たいへんなことになるわけですが、おそらく地下になるであろうと、まぁこういう想定でございます。この点は小田急もまた明言しておりませんが、できるだけ将来の形が変わらないというような答を出してもらって、空間をある程度想定しなきゃならないと、そういうことも考えております」っていうふうに答えているんですよ。で、当時の議事録を読んでもですね、簡単に平面ていうのはないんです。逆にですね、これが1970年の12月の基本計画ができることになりますとね、これは山崎治茂議員の質問に答えて、佐野区長が小田急への地下化要求は東急の時とは違って困難であるというようなことについて答えているんですね。ですからそれを反映して、この世田谷区の総合計画(総合計画<基本計画>)では高架が基本になっているわけですけど、つまりそういった経緯についてあなたがたはねキチッと調べようともしてないんですよね。39年決定についてどうなってるんだって聞いてもですね39年決定の原資料持って来ない。後からの資料しか持って来ない。それから京王線についてもそうですよ。で、どうしてそういうものについては示せないんですか?
工藤交通政策課長 今お話いただきました39年の図書につきましては世田谷区は承知してない旨は昨日も、それ以前からも説明させていただいてます。で、今おっしゃった39年当時の都市計画決定、シモキタ周辺については地表式だと、何をもって区は確認できるんだという話も昨日ありました。今、区で所有してます昭和60年3月の都市計画決定の内容を見ますと、まぁシモキタ周辺につきましては地表式であるということで、先ほども報告させていただきました。先ほど申しましたとおり
木下委員 もういいですよ、それは
工藤交通政策課長 都から確認したのとそういった図書により確認しております。以上です。
木下委員 いや全然ね、いつも私が質問していることに対して答えてないんですよ。東京都が言っていることを信じているだけなんですよね。保坂区長に対してもそれを言ってるんだけど、全然調べようとしない。そういった形であるわけです。それから一番不思議なのはね、世田谷区の憲法とも言うべきものですね。それはこれ、基本計画(総合計画<基本計画>)は残っているんですよ。ところがそれの元になる総合計画そのものは一切出て来ない。それからこれは概略版、かろうじて手に入れてさっき読んだんですけどね。しかもですね40回も審議会やってるんですよ。審議会条例まで作って。その資料はあるんですか、ないんですか? どうですか? あるかないかだけ答えてください。
工藤交通政策課長 今委員がおっしゃった審議会につきましては、その総合計画を作る際の審議会ということで、記載があると思います。
木下委員 あるのかないのか。
工藤交通政策課長 それについては無いというお答えがあったと思います。
木下委員 40回もやってて特に都市整備分野の、3部会やってて都市整備は7回もやってる。その中でさっき言ったような変転があるわけですよ。地下化であるということを言ったり、高架であるっていうふうに最後なったりね。そういったことについては審議会の中で充分検討されている筈なんですよ。で、そういったものを隠しているのが世田谷区政ですよ。でね、普通、憲法をね作る草案みたいなものについて起草委員会なんてのは一番大事なものでね、大事にするものですよ。そういうものさえ捨ててしまう。無くしてしまう。そういったことが公然と行われている。それからねこれは「小田急線街づくり研究会報告書」。これ下北沢についてやっているやつ。これについて、名簿を要求したんですけど、名簿はないんですかあるんですか?
工藤交通政策課長 名簿については確認できておりません。以上です。
木下委員 私が最初にまだ区議会議員になる前に見た時にはちゃんと名簿がついてたんですよ。で名簿についても大体把握してます。川上委員長でしょ、それから林泰義さんが事務局長だったわけですね。そういった中でやられたことについても、無いと言っているわけですよ。とんでもないですよ。特にねこれ(総合計画<基本計画>)の中に川上委員長も入っている。これ(小田急線街づくり研究会)は川上委員会ですよ。でね、おもしろいのは、これの中ではね、パースなんかも色々出てきてる、高架地下について。ところがね、今日はお見せしようと思って持ってきたんだけれど、こういったもの(擁壁と立体緑地の図のパネルを示す)についてさえ、今までデザイン会議やったって示してないんだよ。やっと途中になって出てきた。そういった形で今の区政はね10数年前よりも劣化してるんですよ。そういった形で今でも情報を隠す。都市整備分野について特にそうですよ。こんなことをずっと続けてるとね。あなた方は犯罪に問われますよ。そのことを厳しく言って、これ最後になりますけれどね。そのことを指摘しておきたいと思います。終ります。
委員長 以上で無党派・緑の質疑は終りました。
]]>
倫理上問題のある業者を、精査もせず障害者グループホーム運営業者に選定した区の責任を問う
http://mutouha.exblog.jp/22894033/
2015-03-16T23:30:00+09:00
2015-03-28T12:42:42+09:00
2015-03-20T23:59:14+09:00
ykinos
議会
本会議に引き続き、障害者グループホーム業者の選定問題を取り上げました。倫理上の問題を指摘されたがゆえに辞退せざるを得なかったNPO法人は世田谷区宇奈根に短期事業所を平成22年から開業していた業者でした。この事業所の運営について、平成24年9月に東京都が実地検査に入った際に11項目もの改善命令を受けていたことが発覚しました。ところが、区は実地調査をすることもしていませんでした。予算委員会ではこの点を中心に追及をしました。中継録画はコチラ
倫理上問題のある業者を、精査もせず障害者グループホーム運営業者に選定した区の責任を問う
木下委員 障害者グループホームの件なんですけれども、倫理性を欠く行為をしたということで住民に指摘された業者がですね、コゲラって業者なんですが、その非を認めて撤退したわけなんですが、このグループホームについての選定過程、それから区の住民に対する対応、それからそのコゲラに対する指導、そういったことについてですね全然問題なかったっていうふうにね、小堀部長は答えてるんですよね。本会議でね。で、その選定過程等についても非常に問題があったと思うんですけれども、その中で住民が指摘した中にコゲラというところの理事長の箕田さんという人がですね、職員やその理事者に対してですねコゲラ債なるものを発行して100万円が930万円になると、上場すればね、そんなことも言ってるわけです。それからまだ代田のその現地にですね、開設等も予定されてない時に職員を募集したり、そういったことがのぼったわけですね。そういったことについて部長はどういうふうにお考えになりました? それいつ気が付きました?
小堀障害福祉担当部長 今、委員ご指摘の当該事業者理事長のブログでございますが、今回選定委員会の途中で発覚した部分でございますが、それにつきましては、この選定につきましては直接関係無いというふうに認識してございます。以上でございます。
木下委員 それではお聞きしますけれどね、そのコゲラというところは宇奈根でも短期事業所をやってますよね。平成22年度に開設していて、ところがこれ平成24年の9月の6日にですね、東京都が実地検査をやったところですね、11項目の改善命令を出してますね。これはその重要事項を付記した文章を公布していないとかですね、契約の時も文書を公布していない。それから引き受け障害者に求めることのできる金銭の支払いの範囲が適当でない。1000円取っていてですね、それがいいかげんに使われているということですね。それから食事代も100円上乗せして取っているけれども同意も得ていないと。それから領収書も公布していない。それから介護給付費の額に関わる通知を行っていないので、是正することとかですね。利用者などの情報提供の事前同意を得ていないので是正すること。従業者の日々の勤務時間などが明確でないので是正すること。避難訓練を行っていないので是正すること。それからそういうあの掲示もしていないってそういう、あるいはですね法で定められている事項を届け出してないと。これね検査受けているわけですよ、それで命令い受けているわけですよ。こういったことについては知っていましたか、部長?
小堀障害福祉担当部長 当該事業者、東京都より委員のお話のように平成24年9月6日に区内で運営いたしております短期入所事業所の実地検査を受け、改善指導を受けてございます。当該事業者はこれを受けまして、東京都に対し、改善報告を行っており、それ以降は東京都の指導に従いまして適切に運営を行っているものとしてうかがっておりまして、そのように認識してございます。以上でございます。
木下委員 世田谷区としては実際にですね、何らかの事情聴取とかそういったことを、このコゲラからしたことありますか? この問題でですよ。11項目の改善命令があったことについて、22年度と23年度は見過ごされてるんですよ。
成田障害者地域生活課長 はい、当該の事業者に対します都の実地検査ですけれども、今のお話にございましたように平成24年の9月に実地検査を受けておりまして、事業所に対して都の方から指摘事項が今お話になりましたようにございました。それを、その情報につきましては世田谷区の方もですね、東京都の方から当該事務所についてこういう指摘を受けてますよと、こういうことで今後の指導に参考ということで、文書でもって報告を受けてございます。で、それに対しまして当該事業者につきましては、区に対し平成25年3月までにですね、指摘事項について改善をしたということも聞いておりますし、あと区の方式におきましても、当然補助事業ということもございますし、年度でご報告を受けるっていうこともございまして、この指摘事項については当該事業者から都の方に改善したということで報告が上がっていると、都の方でもそれを承認されているというふうに認識してございます。以上でございます。
木下委員 他人事なんですよね。つまり東京都は査察を毎回やっているわけじゃないんですよ。たまたま24年にやって問題が発覚した。22年度からね補助金を世田谷区は出してるんですよ。22年も23年度も同じようなことをやっていたに違いないですよ、ね。それからそういう事業者でありながら応募してきたわけですよ。そうしたらそういうことについては精査すれば分かるし、先ほどのねブログの件だってこれは倫理上非常に、倫理上適切ではないですよね。そういったことについても気が付かない、調べもしない。そういった形で選定したわけですよ。それから業者が10月の時点で、10月の都への申請について取り下げた時点でね、本来だったらそれはもうアウトの筈なのに、いつまでもそれを引っ張っていった。それから今回取り下げた後にですね、今まで住民が大家さんに会ってくれと言ったのに、全然逢いに行かなかったのに、取り下げるって段になって会いに行って、他の適切な業者を捜すかのような斡旋活動みたいなこともしてるんですが、それは本当ですか? どうなんですか? 四人で行ったんですか?
成田障害者地域生活課長 はい、まずは選定委員会の件でございますけれども、事業者の選定にあたりましては、書類審査、それから財務審査、ならびに事業者へのヒアリング審査によりまして、総合的に外部委員三名を含む五名の委員で行ってございます。選定の方に周辺の住民の方からまぁ事業者について違法性の疑いがあるとのご指摘もいただきまして、区といたしましては事業者からの報告を受けますと共に東京都とも連携をいたしまして、確認をしたところでございます。その結果、当事業者の違法性についてはですね、具体的な事実については確認してございません。そういう意味では区といたしましても、選定経過につきましてはそのまま対応は適切であったというふうに思ってございます。
木下委員 ちゃんと答えてくださいよ。四人のやつはどうなの?
成田障害者地域生活課長 それからあの、委員長。
委員長 成田課長
成田障害者地域生活課長 続いてなんですが、事業者、オーナーさんの方の関係でございますけれども、その後に周辺の住民の方と区の意見交換会というのも予定されてございましたので、今後の動向ということも含めて区の方でオーナーさんにお会いをしたということでございます。以上でございます。
木下委員 斡旋は禁止されてますからね、言っておきますけれど。それから問題は、法律も改正されてですね、説明もしなくていいということになっちゃってるわけですよ、それをたてにとってね杓子定規にやるってことは非常に問題だし、本来、調べていかなければいけない小堀部長は委員のひとりでもあるわけですよ、選定委員のね。そういった人が過去に問題のあったところについて全然調べていない。指摘されてもそれについて問題がないとして、今までの指導についても問題がないとして、これは非常に問題です。保坂区長も同じです。そういったことについてですね(チャイム)見過ごしている。
委員長 以上で無党派・緑の質疑は終りました。]]>
保坂区長は何故、放射能土壌調査すらやらないのか
http://mutouha.exblog.jp/22880063/
2015-03-13T23:30:00+09:00
2015-03-28T12:47:30+09:00
2015-03-15T16:31:03+09:00
ykinos
議会
中継録画はコチラ
区民生活所見質疑では、本会議に引き続き、4年間云い続けてきた土壌汚染調査について、なぜやらないのを問いました。米軍と米政府の調査で関東にもストロンチウムが関東地域にも降った事実が明るみに出たにかかわらず、かたくなに拒む理由を聞きましたが、政府を信用しているのみの一点張りで、答えになっていません。脱被曝を大事にしないのは保坂区長の意思であることが分ります。
保坂区長はストロンチウム等まで関東にも降ったことが分っているのに、何故、土壌調査すらやらないのか?
<以下議事録です。>
木下委員 福島の原発の事故があってから4年経つわけですけど、ちょうど4年前のこの委員会はですね3月の14日に開かれていたんですね。ちょっと1日早くなってるわけです。今、環境総合対策室長に松本さんがなっておられますけど、当時は15日の時にですね、健康管理課長だったのかな。その時に原発問題についてお聞きしたんですよ。そうしたらね、まぁ相次いで爆発が起きてたんですね。それでここまで影響があるんじゃないかと聞いたら、だいぶ離れておりますので区民の健康には影響がないと思いますとお答えになったんですよ。今はどういうふうにお考えになってますか?
松本総合環境対策室長 委員お話のとおり、4年前には保健所で健康企画課長をしておりまして、当時ご答弁は申しあげたのは、たいへん距離もありますので、委員お話の通り健康上の影響はないかということでお答えをいたしました。
その後4年間の間にさまざまな放射線、瓦礫の調査などが行われておりますけれども、その間の調査の結果を見ましても、区民の皆様への健康上の影響はないものと現在もその認識は変わっておりません。以上です。
木下委員 健康上の影響がないかどうかってのは、調べてみなきゃ分からないんですよ。
それから潜在的にあるってことだってあるわけですよ。それでこの前の本会議の質問でですね、ストロンチウムが実際に関東地域に飛んでたじゃないかと、特に熊谷が非常に高濃度のストロンチウム89があって、これは原発事故の直後ですよ。それから川場村にすぐ近いですね群馬県の沼田市も出てると。そういうことが後になってね米軍と米国政府の調査ってのが後になって漏れ伝わってきたわけですけどもね。そういった結果を見ると関東に飛散してないってことはないわけですよ。
先ほどね花粉症の問題では遠くから飛んでくることを認めて、室内に入ったらポンポン叩かなきゃいけないっていうようなことをおっしゃってるんですよ。ちょうど専門家でヘレン・カルディコットさんの講演ていうのがあって、その時も同じようなことを言われてたのね。そういう飛んでくるような飛沫するような物体について気をつけなきゃいけないのであると、そういうことも言われているわけですよ。
それで、にも拘らずね、その世田谷区では政府の言っていることを信じているようなきらいがあるんですけれども、本当にストロンチウムはこのへんには飛んできてないんですか?
加藤環境保全課長 はい、ストロンチウムで先ほどですねご指摘がありました熊谷市、こちらはアメリカ合衆国エネルギー省の調査では1キログラムあたり113ベクレルが検出されておりますけれども、この同時にですね、こちらアメリカのエネルギー省は世田谷区では調査をしておりませんけれども調査地点の中で本区に一番近い箇所、それは神奈川県の相模原市にあるんですけれども、こちらではストロンチウム89は検出されていないというこうした結果というのを発表してございます。以上です。
木下委員 横浜では検出されてるんじゃないですか?
加藤環境保全課長 はい、これも文部科学省の発表データなんですけれども、
木下委員 いや、米軍調査ですよ。
加藤環境保全課長 はい、そちらはですね、ストロンチウム89につきましては、先ほど答弁しました通り近くの相模原市においては検出はされておりません。
木下委員 おうむ返しに言ったって困るんだよ。横浜ではどうだって聞いてるんだよ。
加藤環境保全課長 はい、私どもですね、今調査結果を、私の今の手には持っております資料では、横浜の調査というのはそこまでは持ってはございません。失礼いたします。
木下委員 いずれにせよですね、日本政府が言っているほど簡単なものではなくて、いろいろ飛んでるんですよ。それから降下煤塵についても飛んでるってことが分かってる。にもかかわらずね世田谷区ではやるべき調査をやってないんですよね。土壌汚染調査についてもやっていない。これどうして土壌調査やらないんですか?
区長はね、区民の声に配慮しながら判断すべきと考えてきましたと。土壌検査についてはね。ということなんですけれども、やらないんですよね、区民の声を聞いて云々と言ってるんですけども、どうしてやんないんですか?
加藤環境保全課長 こちらも国の調査なんですけれども、ストロンチウム89についてはですね、平成23年度から24年度にかけて文部科学省が調査しておりますけれども、その結果ですけれども、ストロンチウム89は検出されていないというそういう結果が報告されておりますので、まぁこうしたこともありまして現時点では土壌中の放射性物質の検査というのは行っておりません。以上でございます。
木下委員 やってみなければ分からないことをやらないからといってね無いとは断定できないわけですよ。それでね、脱原発を訴えてある面で当選した区長なんですよ。その保坂区政下でね、政府がやってない検査をやったって非難されませんよ。つまり独自に88万もの人口を抱えてる世田谷区民の健康を慮って調査したら良いじゃないですか。出なきゃ出ないにこしたことないですよ、ね、そういうこともやっていない。でも再三私は4年間言い続けてきたんですよ、ところがいっさい土壌調査についてはやろうとしないんですよ。
区民の意向をと言ったってそれはやってくれって区民がいる以上はやるべきだと思いますよ。先ほどね他会派の質問の中で太陽光発電の1000件、年間24年度の目標が(1000件であるにかかわらず)、196件で25年度は15件、26年度は13件。これは完全に破綻してますよ、太陽光発電については。破綻したとは思わないんですか?
竹内環境計画課長 太陽光発電の数字自体は先ほどの通りでも、申しあげた通り全体として増えております。で、サービス公社がやっております事業については、申し込みについては600件あったんだけれども、実際に設置できたのは200件ほどだったということでございまして、破綻というよりも首都圏における状況の厳しさを現しているのではないかというふうに思っています。
木下委員 いずれにせよですね破綻してますよ、こんなものはね。つまり世田谷区民が賢かったのでたくさんつけているに過ぎないのであって、区の政策としては破綻してるわけです。
それでいてですね土壌調査、基礎的な科学的な調査さえですねやろうとしてないわけですよ。これは本当に問題ですよ。それで水素エネルギーが注目されたらそっちの方にシフトしてしまう。水素エネルギーだっていろいろと問題点あるんですよ。だからまずはねぇ脱被曝から入ってキチッと区民の(チャイム)健康を守ることをやるべきだ。
委員長 以上で無党派・緑の質疑は終りました。
]]>
下北沢小田急線事業の1970年基本計画での高架計画と全会派一致の地下化決議の矛盾を問う
http://mutouha.exblog.jp/22879988/
2015-03-11T23:30:00+09:00
2015-03-28T12:51:30+09:00
2015-03-15T15:54:54+09:00
ykinos
議会
中継録画はコチラ
1970年の12月、区議も参加して作った基本計画は下北沢の小田急については高架としているのに、一方で同時期に区議会で全会派一致の地下化決議を上げている。この不可解さを究明しようと基本計画の40回にわたる審議会記録を求めたが、記録は「紛失」。あり得ないことだが、保坂区長はこの事態を調査さえしようとしない。ここに問題の核心がある・・・
残念ながら、今回も、言い足りないうちに、時間切れ。世田谷区長が裁判で指摘されている法令上の矛盾も精査しない責任を問おうとしましたが叶いませんでした。
世田谷区の1970年「基本計画」で下北沢小田急線が「高架複々線」とされたのは何故か、を問う
<以下議事録>
木下委員 私は基本計画、総合計画とか基本計画、これについて区長が新たに定めた時にですね、過去を遡って色々調べたんですよ。すると重大なことが分かったんです。
この1970年に制定された世田谷区総合計画、基本計画、緑と太陽の文化都市を目指して。これ世田谷区のですね最初の基本計画なんですね。これは佐野区長の時に定めたやつなんですが、この基本計画を読みますとですね、下北沢については高架計画ってなってるんですね。で高架下に駅前マーケットを入れるプランが出てるんですけども、これは事実としてどうでしょうか? まず、その事実判断をください。
笹部庁内連携担当課長 はい、ただいまですね昭和45年のですね12月に策定されました世田谷区総合計画の中にはですね下北沢のですね、高架を前提とした計画が書かれてございます。以上です。
木下委員 ところが昭和62年、1987年になってからね、小田急線沿線街づくり研究会というのが、これ委員長は川上秀光、それから事務局長は林泰義さん。これが下北沢を中心にですね連立事業についていろいろ検討した。世田谷区が検討したんですが、この中にはですね代々木上原から喜多見まで昭和39年に構造形式はおおむね棟上げ式で、うち下北沢付近と成城学園前駅付近だけが地表式となっていると出ていて、それが出発点になって検討されているわけです。
そうすると、最初の基本計画というのは、これは法令に違反してですね高架でもない、地表式であるものについて高架だということが大々的に書かれているわけですよ。こういうことは許されることなんでしょうか? 法令に基づいて仕事をしなければいけない行政としていかがでしょうか?
笹部庁内連携担当課長 当時昭和45年、総合計画の策定に至る過程でございますけれども、整備領域の方でですね直接聞いたところですね昭和39年に都市計画決定で通知、地表方式というような都市計画決定がございまして、そのあとですね計画を策定する過程において総合計画の中では高架式を前提としたというような言い方が書いてある……のがございます。そのようなですね、経過がどのようになったかということは承知してございません、以上です。
木下委員 重大な問題だと思いますよ。法令に準拠しないで勝手にね高架であるってことを書いて、それが基本計画としてあった。それが16年も放置されてたんですよ。
世田谷区議会の方でもいろいろ議事録なんか読んでいるとですね出て来ないね。それが出てくるのは1986年の川上委員会の中間報告で、それは出てくるわけですけれど、こういうことが許されるんですかね? 副区長どう思いますか、これ?
板垣副区長 はい、昭和39年の都市計画は地表式で決定されております。それで昭和45年の区の総合計画の際に高架化ということを、記載したりしてるということは、つまり当初から開かずの踏切の解消に向けてまちづくりをどうしていくかということが、議論になり、それを踏まえてこれは推測でしかありません。
私も資料が出てきませんし、今あるもので推測する限りは、開かずの踏切解消のためには立体化を推進し、それは当時としては高架化というのが、この中に記載されたのではないかというふうに推測しております。以上です。
木下委員 小田急線の高架化が実現することにより、南北商店街が分断され、顧客の吸引にマイナス面が出ることが予想される。あるいは都市計画幹線街路の計画、小田急線の高架化など、この地域を一変させる要因が多々ある。これらの条件を踏まえた上で駅前広場の新設に伴い、広場にあたる商店は小田急線高架下に収容するって書いてあるんですね。つまりね、高架を前提としてこれを区民にもばらまいたわけですね。そうしたら当然高架だと思って反対運動が当然起きる。
ところでこの策定した1970年12月、ちょうどねこの時に議会で12月7日にですね、全線地下化決議をあげてるんですよ。しかもこの総合計画の委員の中には区議会議員も入っている。それから川上秀光さんも入っているんですね、そういう専門家がいながらね、この時は高架だというふうに、それで16年後にはね地下化が前提だということを言っている。地下化じゃない、平面だと言っている。
これは非常におかしいんですよ。それでねぇ、これは裁判なんかでもいろいろ問題になっているけれども、実は最初の1964年の39年の都市計画というのが、地下鉄をはりつけただけであってね平面とも高架とも地下とも決められないようなね、代物だったってことがね良く分かるわけですよ。
そうでなければですね。区会議員が入っていてですね高架化が望ましいって決めたやつになんで地下化が決議されるんですか? 11人も入っているんですよ、区会議員が。どう説明しますか、これ?
板垣副区長 はい、あのぅ当時の資料、残された資料が限られたものでしか私共も拝見していませんし、木下委員からのご指摘を含めていろいろ調べておりましたが、これ以上のことはよくわからないという状況ですので、まぁ一方で地下化を望ましいということを一方で動きがあったのだろうとは思います。
その決議が出てるってことは、見ましたので、拝見させていただきましたので。ただその総合計画との整合性という意味ではちょっと判断しかねます。分かりません。
木下委員 時間が無いので申しあげておきますけど、本当に世田谷区の憲法ともいうべき基本計画を立てながら、その土台が全く成り立っていない。法令に基づいていない。
そういうものがまかり通っていた。で、これまで曖昧にしてきたということがあってですね。その中で下北沢の人達は翻弄されてきたわけですよ。そういったことについてことわけてね、何回もこういったことについて指摘してるのに調べようともしない。これが世田谷区政の特徴だと思いますよ。法令に基づいて仕事をしている以上は、こんな明白なおかしなことがあったら、これは究明しなければいけない。究明しなければいけないですよ。それで区長も無頓着過ぎますよ。
例えば今度60億余計に出して7年も延長して下北沢の補助54号線と駅前広場について延伸するわけだけれども、それについて
チャイム
委員長 以上で無党派・緑の質疑は終りました。]]>
予算総括質疑 政治家はウソをついてはいけない!
http://mutouha.exblog.jp/22879856/
2015-03-10T23:30:00+09:00
2015-03-28T12:56:31+09:00
2015-03-15T14:39:25+09:00
ykinos
議会
中継録画はコチラ
2010年7月の選挙社民党から比例選に出ていながら、自らの主張を社民党の政策として公党の約束に結実させたのに、離党したから知らぬと云うのは国民を愚弄するもの。
2010年7月7日付 参議院議員選挙への政策質問に対する社民党の回答書
最後チャイム時間切れで、全部言えなかったのが、残念。
「私は政治家は嘘をついてはいけないと思いますね。それが今の日本の政治を非常に不信感でもって見られてるわけですよ、だから(保坂が通れば道路は止まるといった)私は辞めます。」
の後に、
「公約違反の区長こそ、責任をとって辞めよ。」
と言いたかったのです。
政治家はウソをついてはいけない!
保坂氏が出馬した2010年参議院選比例選挙の約束でもあった補助54号線の凍結見直し――保坂区長は選公約違反をどう釈明するのか?
<以下、議事録です。>
木下委員 今日は皆さんのお手元に資料配布をしております。ひとつはですね「保坂展人のどこどこ日記」、それからツイッター、それから選挙戦の前日に行われたトークセッションでの発言、それから選挙公示日の演説、それと選挙公報、それから社会民主党の公開質問状に対する回答。そして最近の朝日新聞の記事と、それを提供しております。
これを見ていただきながら質問したいと思いますけれども、本会議でも申しあげたんですけどね、このツイッターの記事、5月の19日、2010年5月19日にですね、
「下北沢『再開発』は、石原都政と小泉改革の醜悪なコミュニティ破壊だと思います。下北沢を巨大道路で分断。高層ビルを建てるための条件が揃うが、実は道路はわずかな距離だけ。短い帯のような幅広い道路は、高層ビルを管朗にする仕掛け。こんな計画に道路特定財源が投入。スズナリも道路予定地。」と、このツイッターです。
この考え方をお変えになったのかどうかって聞いたんですけど、それに応えてないですねキチッと。この考え方を変えたんですかどうなんですか区長?
保坂区長 えーと他の会派に先ほど答弁で答えてましたが、要するにこの再開発計画を最初に聞いて街を分断するだとか下北沢の魅力は損なわれてしまうんじゃないかなどの問題意識は持ちました。その問題意識が完全になくなって、全て従前の計画のままにということで動いてきたのではないとうことも、よくお分かりだと思います。
木下委員 今の事業が54号線の事業が高層開発を誘導するということについてもね判断してるんですね。60mの(高層容認の)今の地区計画だけれども、道路が作られることによってそういったものが林立すると。それから醜悪なコミュニティ破壊になると。この考え方は変わってないですか? いや、それは区長しか答えられないです。醜美の問題についていってるんだから。
保坂区長 あの~まぁいろいろ過去のブログだとかですね、色々出していただきまして、で、まぁそのように公共事業について見てきたということについてはその通りです。で、先ほど他の会派にも答えましたけど、区長ということで事業中のところをじゃあどうするかという選択に迫られて生活再建の問題とかある中で跡地の見直しを契機にやっていくということで、事業についてはまぁ継続をするという判断をしたというふうに申しあげて……
木下委員 配った資料の中にですね、2010年7月7日の公開質問状に対する回答ってのがあるんですが、これは「Save the 下北沢」、「下北沢商業者協議会」、「“まもれシモキタ!行政訴訟の会」、つまり裁判をやっている団体も含めて公開質問状を出したんですが、それについての回答が、これ社会民主党から来てるんですね。この時の選挙はですね、まさに保坂区長は比例代表選で出たんですよ。三位につけてましたよね。そうすると一位二位がですね、一位が福島瑞穂さん。二位が今の現党首の吉田忠智さんですよ、この回答は保坂さんを支持する形で、世田谷ですからそういう形で投票した人もいるかも知れないけれども、少なくともね社会民主党の公約にもなるんじゃないですか? この公約はまだ活きているんじゃないですか? 揚々として。どう思いますか?
保坂区長 これも私、社民党を離党しておりますので、2011年の段階で、ですから社民党として何かをお答えするということは適当ではございません。
木下委員 この文章の中にはね「下北沢『再開発』は、石原都政と小泉改革の醜悪なコミュニティ破壊だと思います。超党派の議員連盟である公共事業チェックの会事務局長でもある保坂展人前衆議院議員をはじめ、社民党として、歩いて楽しめる街・下北沢の魅力を守り、カーフリーの街から生まれる文化を守り育てるという皆さんとともに下北の街を守るためにともにがんばる決意ですので、今後ともよろしくお願い申し上げます。」といってですね、「一旦事業を凍結し、立ち止まって改めて検証を行い、事業規模や内容を見直すべきだと考えます。」と書いてあるんですよ。
だからこういう一連の流れがあって、あなたを私はかついだんですよね。皆さんにお配りした保坂のぶとと花輪ともふみのこれ、多数出てましたけれどこれ、二名の方の選挙公報持ってきました。これね、何故出したかっていうと、最後に「大型開発優先の区政から転換します。」って書かれてあるわけですよ。この時何があったか、つまりね花輪ともふみさんはね、臨海の、築地のですね移転問題で裏切ったわけですよ。
(「そうだ」のざわめきあり)
その裏切りに対して公共事業の見直し問題を掲げた市民団体があなたにね白羽の矢を立てたんですよ。そういう経緯だってことは分かってますよね。
だからこそあなたは、「大型開発優先の区政から転換します。」って書いてるんですよ。それで選挙の際も、前日には「もし、区長であれば、この開発計画が、本当に、そもそも正しいのかどうかと、60年ぶりに目を覚ましたみたいな道路計画が、果たして、今、ふさわしいのかどうか、ということから立論して手を打っていけるじゃないですか。」と言ってるんです。
それから「皆さん、区長というのはですね、住民の代表ではなかったんでしょうか。違いますでしょうか。それとも、石原都知事の、ある種の、指令の下に働く、管理職なんでしょうか。残念ながら、この8年間、住民の代表としての顔が見えなかった。だから、このまま世田谷区が、また、その同じ区政を継承するようなことになったら街が死んでしまう。こんな思いを私、受け止めました。」
これは公示日の下北沢の南口の王将の付近であなたが演説したんですよ。私も応援演説をした。それをまさに違えたんです。あなたは当選したとたんに、京王線の高架を認めた。それで全部外環についても認めた。二子玉川についても全部開発を認めた。そして最後に残されたのは下北沢の54号線の問題だったんですよ。
ずーっと注視してた。ところがあなたは1月にそれの延伸について7年も延伸して60億円も積み上げて決めちゃったんですよ。なんかねぇ、区長候補が今、出てるみたいだけれども、そのまさに54号線の地権者ですよ、その取りざたされている方は。
(場内 (笑))
そういうことにもあいなってるんですよ区長、どう思いますか?
保坂区長 地権者云々ということについては分からないんで、お答えできませんが、あのー、当然政治家にとって、その何を言ってきたかって大変重いわけで、それは大型公共、大型開発優先の区政から転換しますというこのスローガンについてはですね、私としてそれぞれの事業を見ながら意思してきた。つまりまだ課題はあると思います。
木下委員 私は政治家は嘘をついてはいけないと思いますね。それが今の日本の政治を非常に不信感でもって見られてるわけですよ、だから私は辞めます。
チャイム
委員長 以上で無党派・緑の質疑は終りました。]]>
予算特別委と区議生活20年最後の議会演説の日程
http://mutouha.exblog.jp/22865009/
2015-03-09T13:45:00+09:00
2015-03-09T15:11:55+09:00
2015-03-09T13:45:17+09:00
ykinos
議会
木下、渾身の質疑8分、本会議演説10分。傍聴を!
3月10日~23日 予算特別委員会(4階大会議室 質疑時間は往復8分)
3月10日火 総括質疑(区長出席) 17時00分~ 本会議答弁につき保坂区長に質疑
3月11日水 企画総務委員会所管 14時05分~ 下北沢問題・連立事業の原点を問う
3月13日金 区民生活委員会所管 12児50分~ 政府放射能調査鵜吞みの区政を問う
3月16日月 福祉保健委員会所管 11時20分~ グループホーム業者選定の問題点
3月18日水 都市整備委員会所管 10時48分~ 下北沢補助54号線、事業跡地利用等
3月19日木 文教委員会所管 10時24分~ 川場移動教室からの撤退を
3月23日月 補充質疑(区長出席) 10時00分~ 補充として保坂区長に質疑
3月27日(金)本会議場にて意見表明 20年の区議生活の締めくくりの最後の演説となります。13時15分頃より10分間
予特委①3月10日(火)1700~区長出席総括質疑。本会議答弁を問う。
参照
天に唾するな―保坂区長は自らの「言説」に責任を持て
http://mutouha.exblog.jp/22840779/
公約違反の保坂区長は立ち去れー補正予算等7議案への反対討論
http://mutouha.exblog.jp/22854689/
予特委②3月11日(水)14時05~13分、企画総務委員会所管質疑
世田谷区は1969年基本計画に下北沢地区の小田急線は高架複々線と虚偽の計画案を掲載。後に1964年都市計画は平面複々線(これも虚偽)とし、住民の高架反対運動もあり、曲折を経て地下複々線へ進んだ。原点の怪を問う。
予特委③3月13日(金)12時50~58分、区民生活委員会所管質疑
311の原発事故の際、米国のストロンチウム土壌測定で、沼田市含め関東全域に高濃度汚染の事実を保坂区長は認めた。区内土壌調査を!沼田市直近川場村でストロンチウム汚染を過去核実験と葬った調査を見直せ。移動教室撤退を!
予特委④3月16日(月)11時20~28分、福祉保健委員会所管質疑
障碍者グループホーム開設選定問題の追及です。倫理に欠ける業者が自ら撤退せざるを得なかった事案を、区長は選定に問題なしと開き直りました。障碍者差別解消法付帯決議を近隣住民に送付し済まそうとした部長対応等を問います。
予特委⑤3月18日(水)10時48~56分、都市整備員会所管質疑
下北沢の補助54号線・駅前広場事業認可延長申請問題。事業地上部利用での高架回廊及びゾーニング、税金投入の連立事業で新たに生み出した価値はだれのものかとの根本問題を問います。短時間ゆえ何を集中して問うかは思案中。
予特委⑥3月19日(木)10時24分~32分、文教委員会所管質疑
保坂区長と教育長は「汚染状況重点調査地域」指定の群馬県川場村に4年間で20800名もの児童を2泊3日の移動教室に送り出しており、継続を決めています。脱被曝や内部被曝問題に無頓着な保坂区政と教委の責任を問います。
予特委⑦3月23日(月)10時00分~08分、補充質疑(保坂区長出席)
この日の質疑は10時開会の最初の質疑となります。区議生活最後の予算質疑です。補充質疑ですので、総括質疑で漏れたもの、各委員会所管の質疑を通じて浮かび上がった問題につき、保坂区長に問いただすことになります。
予特委⑧【本会議での意見表明は3月27日13時15分頃から】
世田谷区議会では予算委員会採決時には意見表明なしに採決が行われ、意見表明は本会議場で10分間です。木下の20年の区議生活の文字通りの締めくくり演説です。採決は保坂区長が姿勢を改めない限り不信任の立場から全予算反対です。
]]>
公約違反の保坂区長は立ち去れー補正予算等7議案への反対討論
http://mutouha.exblog.jp/22854689/
2015-03-05T14:39:00+09:00
2015-03-06T01:39:11+09:00
2015-03-05T14:39:48+09:00
ykinos
議会
そこで木下は企画総務委員会所管の14議案のうち、7つの議案に対する反対討論を行いました。この中で、区長への全面不信任の立場から特別会計補正にも反対と表明。保坂区長に辞職を求めるとともに、自らは、保坂を担いだ責任を取って次期区議選に立候補をしないことを表明しました。
以下は意見表明原稿です。正式議事録ができましたら、差し替えます。
公約違反の保坂区長は立ち去れー補正予算等7議案への反対討論
議案第6号から9号までと31号の補正予算、議案第14号の教育長の給与等の一部改正条例、議案第16号の個人情報保護条例の一部を改正する条例に反対の立場から討論を行います。
私は保坂区政の予算については、一般会計について反対してきました。
2011年の区長選挙に市民運動の仲間とともに、保坂区長、あなたを担ぎ出したものの、あなたは公約であった公共事業の見直しにつき、当選直後に、連立事業問題での京王高架容認で早々と裏切りました。区長への就任会見では、自民党区政と対決するどころか前熊本区政を95%継承するとしました。その後も、本来反対の立場であったはずの二子玉川超高層再開発の2期事業の容認、外郭環状道路の容認と続きました。そうであればこそ、当然、関連する予算に賛成できないという理由から一般会計予算に反対してきたわけです。
しかしながら、その余の特別会計予算については賛成してきました。この対応は、公共事業見直し問題で下北沢の小田急線連立事業問題については、小田急線の上部利用の見直しから初めて、ゆくゆくは補助54号線の見直しにまで行くのだと保坂区長自身が主張してきたことによります。これも昨年4月の「道づくりプラン」策定にあたって、補助54号線の2期・3期事業を優先整備路線に格上げするという裏切りによって、潰えそうになりましたが、1期事業の事業認可切れを本年3月に迎えることから、最後までその対応を注視してまいりました。
ところが、保坂区長は、昨年暮れの定例議会において、補助54号線1期事業と駅前ロータリー予算につき、事業延期申請方針を示したうえで、次期区長選挙への出馬を表明しました。
この保坂区長の対応にたいして、私は本年の年頭所感を記した会派の通信において、私自身の身の処し方を表明したことは多くの方々の知るところであります。
壇上から、今、正式に表明しておきますが、私は次期区議選に出馬することを取りやめることにしました。
4年前の選挙の際で、「区長は保坂、区議は木下、保坂が通れば道路は止まる」と、私は、有権者に呼びかけ、毎日、下北沢を練り歩きました。
ところで、本年1月19日、あなたは件の下北沢の道路につき、区議会に対してのみならず、私に対しての事前通告も、一言のエクスキューズもなしに、事業認可期限の7年の延長申請を60億円も上乗せして東京都に行いました。
「保坂が通れば道路は止まる」と言った有権者への約束はことごとく打ち砕かれました。公約を破るなら辞任すべきだと保坂区長に言い続けてきましたが、私があなたの資質を見誤り、担ぎ上げたことによりこのようなことになりました。私もまた、その責任を取らざるを得ないのであります。
ここで、もう一度言っておきましょう。区長、あなたは公約を果たすつもりも、その努力さえしませんでした。そうであればこそ、あなたは区長の職から立ち去るべきなのです。
政治不信が蔓延しています。これを払拭するためにも、区長、あなたは立ち去るべきであります。
議案への反対討論の本論に戻ります。私は、区長不信任の立場から、一般会計の補正のみならず、7号から9号までの特別会計の補正予算についても反対するものであります。
一般会計補正については内容についても申し上げます。
第4次補正には職員や議員の給与改定が含まれていますが、国全体の財政ひっ迫の折、役人や議員の給与については抑制し、値上げを認めるべきではないと考えます。
日本はあまりにも役人天国であります。それでありながら、役所においても非正規雇用者は冷遇され官制ワーキングプアーという言葉さえ語られています。
官制ワーキングプアーさえ是正しないで正規雇用者の給与のみ上げることは止めるべきであります。かつては、官公労働者の給与が民間を引っ張った時代もありましたが、今はそのような時代でもありません。
世田谷区の職員は正規約5000名に対して非正規は約2500名、3人に1人りが非正規で、その給与所得は3分の1です。官公労労働組合も非正規労働者問題については同一労働同一賃金の原則から、身を削ってでも取り組むべきであります。
また、議員を今期で辞めるにあたって、一つ申し上げておきたいことがあります。議員の地位の問題から役人の給与問題を考えたとき、かつては議員の給与は部長級であったにもかかわらず、現在では課長級となっているという現実であります。現在の政治システムにおいては議員の地位は給与においても、ひな壇に並ぶ部長級と同等でなくてはなりません。議員の給与を部長級に上げよとは申しません。むしろ、この20年間抑制されてきた議員の給料並みに部長の給与は下げるべきなのであります。それに準じて、給与体系を下方修正して、その代り、非正規雇用者の待遇を改善すべきではないでしょうか。
給与問題に関係して、議案第14号の教育長の給与及び勤務時間などに関する条例に反対の意見も述べておきます。なにゆえ、教育長の給与を引き上げる必要があるのでしょうか。世田谷区の教育長の給与は学校長の給与に比して今も十分に高給です。旧教育委員長と教育委員の給与差額を上乗せするというのはいかがなものでしょうか。
法改正により区長の教育委員会への支配権が教育長を通じて強められていくその時に、教育長への手当を厚くするべきではありません。むしろ、教育委員の給与をその分上乗せしたらいかがか。当然のことながら、教育委員の方々にはより独立性を持っていただき、区長や教育長に対抗できるくらいの見識と行動力を持っていただきたいと願うからであります。
昨年度には教育委員会の出張費で区長がオランダへの視察旅行に同行するという、前代未聞の癒着体質が露見しました。今回の教育長の給与引き上げの条例は恩義ある教育長への、見返りと見られかねないことを指摘しておきます。
一般会計第5次補正は国の緊急支援交付金を受け入れるための措置ですが、交付金の使い道として、プレミアム付き区内共通商品券発行支援に使うべきではないと考えます。
プレミアム商品券に大盤振る舞いするような時代じゃないと思いますよ。「子ども・子育て応援都市宣言」というならば、言葉だけではなく、子育て世帯に手厚い手当をなすような選択だってできたはずです。
今回のプレミアムは旧来の1割と違って2割つきます。どうも、頓挫はしたが町会・自治会加入促進条例を提案してきた時もそうだったけれども、自民党支持の旧来勢力に配慮したばらまき以外の何ものでもありません。今回の国の措置自体が統一地方選狙いであるということは、長年永田町にいた区長自身がわかっていることであるはずです。
最後に、世田谷区個人情報保護条例の一部を改正する条例への反対の理由を述べます。
国民を”ナンバー”で管理する「マイナンバー」、いわゆる国民ナンバー制については、プライバシー侵害はもとより、国民が国家権力の情報管理下におかれかねないという大きな危惧を抱えています。そうであればこそ、本来のあなたの支持基盤である革新的な市民運動団体から強い反対運動が展開されています。
一番反対しなければならないはずの保坂区長がこの「マイナンバー」に積極的であったということは驚きです。
特定秘密保護法が制定され、情報統制や管理が強められていく状況下で、強いられてもいないのに、多くのメニューを積極的に打ち出してきたのが世田谷区であるとに失望は広がっているのです。
マイナンバー制が国家や民間によって、情報収集や情報操作の手段として使われることを防ぐ対策を講じておくことが基礎自治体としては何よりも必要です。
その具体的政策も見出し得ないうちに、マイナンバー法を受け入れるためだけの条例改正を早々とおこなうことに賛成できるわけがありません。反対致します。
以上を述べ、7件の議案への反対討論といたします。
]]>
https://www.excite.co.jp/
https://www.exblog.jp/
https://ssl2.excite.co.jp/